タグ別アーカイブ: FOMC

立て続けに出た最悪の指標! FOMCで利上げはどうなる?

月曜日に発表されたアメリカの経済指標は惨憺たる内容となりました。新規住宅販売は、前月比でー11.5%という酷すぎる数字を示現、もともと振れ幅が大きい指数とはいえ、消費者の景気に対するマインドがまだまだ良くないことを改めて裏付けることとなりました。

また、ダラス製造業指数もー12.7と、前回のー6からさらに悪化しており、先週末のミシガンが「例外」であった可能性が高まってきました。

各連銀総裁達のコメントに沿って、年内に利上げが行われるという前提で動いてきた市場も、ここまで連日期待はずれの数値ばかりを見せられている今、「果たして本当にできるのか?」という思いが鎌首をもたげているのは間違いないでしょう。

常識的に考えれば、様子を見て来年3月以降が妥当にも思えますが、あそこまで前回のFOMC前後で「年内」を強調したからには、どれだけ遅くても3月に行われるはずです。

以前お伝えした、アメリカ経済ピークアウト説が本格的に顕わとなってしまう前に、「利下げ」も出来るよう、FRBとしては出来る限り選択肢を広げておきたいところでしょう。

さて、今月27-28はFOMCが再び始まります。

景気の見通しがよくない指標が連発しているなか、自らが発した「年内利上げ」をどのような形で軟着陸させるのか、見ものと言えます。

鍵は、

1.経済停滞を認めるか
2.利上げの時期を明言するか

でしょう。

経済停滞を認め、時期を白紙にすれば、ドル円にとっては大きな下げが待っていることは想像に難くありません。

その一方で、時期をはっきりと命じせずとも、経済停滞を中国の失速のせいにし、一時的なものとあくまでも主張するような発言に終始した場合は、ドル円への影響は限定的でしょう。いずれにせよ、前回のFOMCとは打って変わって、かなり要注意です。(執筆者:大島 正宏)

口座開設+取引で5000円キャッシュバック!↓↓

スプレッド幅、業界最狭水準ならここ↓↓

トラッキングトレードで繰り返し取引しよう↓↓

FOMCでドル円はどうなる? 「肩透かし」で発表前と値と大差なし

17日のFOMC発表を間近に控え、株や為替ともども利確売りとお試し買いが交錯する相場となっています。日経平均は一時期260円近くの上昇しましたが、ほとんどが投機筋の買い戻しであったことにくわえ、上海株が軟調であったことで、連日のような伸びを見せたわけではありませんでした。

筆者は今回のFOMCが「肩透かし」になると見ています

雇用統計が予想よりも低く20万人を切ってしまったこと、製造業の数値が良くないこと、そして直近の株大波乱を考えれば、ハト派で知られるイエレン氏のこと、無用な刺激は与えまいと考えていると読むのが妥当でしょう。

利上げを強く示唆すると株価にとってマイナスとなるため、おそらく利上げを軽くほのめかす程度で、強気のコメントすら出てこないのではないでしょうか

しかし、そうなると困るのがドル円の動きについての見通しです。最近ドル円は株価に引っ張られる局面が多く、株が上がればドル円も上がり、下がればドル円も下がる…といった傾向を見せているため、利上げが見送られ株価が上がった時に、本来ならば「利上げなし」で下がるはずのドル円がどうなるか、という点には難しさが残ります。

上下に揺さぶった後、結局は発表前と値と大差なく…というのが最もそれらしい可能性でしょうか。むしろ本番は株が落ち着いた頃の、その次のFOMCでしょう。(執筆者:大島 正宏)

FOMCイエレン発言で鮮明になった長期停滞論ベースのリスクシナリオ

FOMCの結果とその後のイエレン議長の発言を受けてドルは利上げ期待感の後退から大幅に売り込まれることとなりました。とくにロンドン勢のドル円売り浴びせはさすがのアニマルぶりを発揮し122円50銭を割らんばかりの勢いとなっており、ここでもう一押し下方向が示現すれば121円台方向への調整も現実化しそうな気配です。

ビハインド・ザ・カーブが鮮明の状況に

イエレン議長の会見というのもご本人のしゃべり方のせいもあるかと思いますが、問題発言を起こさないようにほとんど新しいことを口にしない雰囲気で日銀・黒田会見に劣るとも勝らない面白くなさですが、それでも聴いていますとその発言の根底にローレンス・サマーズの長期停滞論がリスクシナリオの下敷きとなり始めていることがかなり鮮明になりつつあります。

昨年末までは長期停滞論が存在するという見方はFOMCにはないとさえ口にしていたイエレン発言からするとえらい宗旨替えとも思われる状況で、ビハインド・ザ・カーブ、つまり利上げ後退は鮮明になりつつあります。巷ではバーナンキ前議長とローレンス・サマーズ自身がこの長期停滞論をめぐってブログで大論争をしている最中ですが、どうやらFedはこれを支持しているように見受けられます。

FOMC声明発表時に公表されている参加委員による政策金利見通しであるドットチャートも鮮明に下方シフトし始めていることがわかります。年内利上げ宣言をしておきながらこういう状況なの?というのが正直な印象で、ドルが大幅に売られるのもわかる内容といえます。

タカ派のフィッシャー前ダラス連銀総裁もタカ派返上?

ここのところのFRB関係者の発言で注目されるのは3月に退任したタカ派のフィッシャー前ダラス連銀総裁のものいいの変化です。いつでもチェックアウトできるが決してホテルを去ることができないホテルカリフォルニア化するリスクが金融政策にはあったという名言でおなじみの同氏が1937年の過ちは繰り返したくないと、すっかりレイダリオの予言に感化されたような発言をして市場をびっくりさせているのも注目されます。

結局市場が考えているほど米国景気はよくないということか?

イエレン議長は何度も、今後の利上げはデータ次第を連呼して利上げがなくなったわけではないことを強調していましたが、結局のところ米国の景気はそれほど回復していないことを彷彿とさせるのが今回の会見内容でした

その昔、水前寺清子の365歩のマーチという3歩進んで2歩下がるなどという牛歩の歩みのような歌がありましたが、この調子では12月までこのような前に進んでいるのか逆走しているのかわからない動きが続きそうな気配です。

ドル円は当面上値の重いレンジ相場を形成か

さて、今後のドル円の動きですが、完全に125円台後半がピークとなって122円台が当たり前の気配になってきています。冒頭でも書きましたがさらにレンジを下げる可能性もでてきており、しっかりチャートを見ながら下値を慎重に拾うことが重要になりつつあります。

日本の貿易赤字額も月次で前年比かなり減少していることを考えても円安の支援材料がどんどん希薄になっていることは間違いありません。今回またしてもドル円がどこまで上昇するのかの議論が不毛なものになってしまいました。 (執筆者:坂本 博)

6月18日はFOMC! 利上げに言及するのは間違いないが…

5月に発表された雇用統計は、予想の22.6万人に対し、28万人と高数値だったことから、年内利上げはほぼ確定的となりましたが、6月18日に行われるFOMCでイエレン議長が何を語るのかに市場の注目が集まっています。

「緩やかな成長」だった景気が「しっかりとペース」で上向いていることを再確認したといったようなコメントが、イエレン議長の口から議事録ともども出てくるのは確定的です。

そのうえで「どのように利上げするか」を語ることに焦点が集まるでしょう。しかし、だからといって、市場全体が利上げムード一色に染まるのかというと、そうはならないのではないか、というのが筆者の見方です。

理由はイエレン議長が生粋のハト派であることに由来します。おそらく、利上げに対して市場の過剰な懸念や期待を冷やすようなコメントを打ち出してくるのではないでしょうか。例えば、利上げを念頭に置くのではなく、経済の成長ペースを冷静に見ながら、段階的に引き上げていくといったことを、ことさら強調するような発言です。

となれば、株式市場はともかく、ドル円の動きに過剰な期待を持たない方が良いも知れません。ここからFOMCまでは、利上げがドル円にも織り込まれる形となっていくでしょうが、果たしてFOMC後、ドル円が一段の上昇を遂げるかと言えば、イエレン議長のこれまでの発言からみても、難しいのではないでしょうか。

ひとまず、今回のFOMCで利上げの動向が強く意識されることは間違いないので、FOMC後でどのような方向性が出るかを見極めてから、ドル円に参入する方がベターでしょう。(執筆者:大島 正宏)

FOMC議事録から6月利上げは大幅交替しほぼ消えた状態

21日日本時間早朝3時に例によって米国FOMCの議事録が開示されました。

内容としては利上げは経済指標次第とはしているものの、多くの委員が6月の利上げの可能性がないとしていることが注目されます。

ただ、1Qの経済指標の悪さについてはいくつもの理由を上げて一時的なものとしており、経済状態については楽観的な見通しを持っていることもわかりました。

今週金曜日にはイエレン議長の講演があるため、流れとしてはこの議論の基調が維持されるものと考えられます。ただ同時にフィッシャー議長の講演も予定されているため、並行してその中身を注意深くチェックしていきたいところです。

この議事録を受けて当初は買われたドル円ですが、その後徐々に売りが強くなってきており、今週121円に相場が留まって終えられるかどうかがポイントになりそうです。

また水曜日のロンドンタイムにいきなり発表されたECBクーレ理事の発言内容はさらにさかのぼること1日前の火曜日のパーティの席上での発言だったことも判ってきており、ユーロは大幅に下げることになりましたが、果たしてこのまま下落局面を迎えることになるのかも注目されます。

現状では本体が1.13のレベルに戻らないとこの短期的なトレンドは消えたと言えず、こちらにも注目が集まります。(執筆者:坂本 博)