タグ別アーカイブ: 日銀

謎の買い上げ再び 完全なる下げトレンドから110円を守り切れるのか?!

今週の大きなテーマだった日銀会合、FOMCが終わって、一通りの材料が出揃ったかたちです。日銀は追加緩和なし、FOMCは利上げペースが遅くなりそう、という結果でした。これで相場も大きく動き出しています。

FOMCの利上げペースが遅くなりそうというのは、事前に多くのアナリストも指摘していたことだったと思いますが、ドルはこの発表後にかなり買われる反応でしたね。

ドル円に注目してみると、日銀会合後のガッカリ下げのあと、きれいなラインに乗って上昇しているのが確認できます。ということは、FOMCが利上げにプラスなコメントを出すことを期待して買っていた筋が、もしかするといたのかもしれません

その反動もあって、FOMCがより強いドル高圧力となって、ドル円は下げを加速させたのでしょう。翌日の夜には、ここのところ強くサポートとして機能していた111円が、ついに割り込まれてしまい、2月に2回つけた安値を更新してしまいます。

ちなみにこのとき、楽天FXのスプレッドが15円になるという珍事件もあったようです。人為的ミスなのかシステム的な問題なのか分かりませんが、心臓に悪いですね。これが原因で刈られたポジションは修正されるらしいので、ひとまずは問題ないらしいですが。

それはさておき、大事な111円を割って「このままどこまで下がるんだ?!」というときに、5分足1本で80pips以上上げるという謎の上げが発生します。2月上旬の下攻めとときにも、謎の暴騰がありましたよね。そのときほど激しくはなかったですが、それを思い出させるような動きでした。

この原因については、「日銀のレートチェックだ」というニュースもあったり、「いや、レートチェックはなかった」というニュースもあります。今のところははっきりしたことは分かりませんが、いずれにしてもこのあたりはどうしても警戒心が強くなっちゃいますね。

この下の110円もかなり固そうだし、111円を割り込んでからのショート攻めはあまりやりたくないかんじです。110円を割り込んで、105円を狙う動きが出てからでも遅くないような気がします。

ということで、強力なネタに裏打ちされた完全なる下げトレンドに乗って、110円をも割り込み105円を目指すのか。それとも、それに立ち向かう当局らの無言の圧力(はっきりしたことは分かりませんが)が支えきって、再びレンジに戻っていくのか

どちらに軍配が上がるのか、今は大事な局面ですね。変なポジションをつかんじゃわないように、注意しながらやっていきましょう!(執筆者:貝田 凡太)

【みんなのFX】業界最高水準のスプレッド!

日銀は追加緩和を見送り 今後の相場の見通しは?

これまでに再三お伝えした通り、日銀は追加緩和を見送り、ドル円は値を下げました。しかし、意外だったのは、ドル円の下値が限定されていたことです。

その前に発表されたFOMCの声明文が、予想以上にタカ派だったことが理由だとされていますが、実際は株価の押し上げが値を食い止めたとの考えが適切でしょう。

事実、120.5から一転、昼過ぎには121.47まで切り返したドル円は、世界的に冴えない株価を背景にジリジリと値を下げ、ロンドンフィックスにかけては120.5を下回っている始末です。

早速、日銀は「1月にこそ追加緩和を行う」などという景気のいい見出しがニュースサイトで堂々と掲載されていますが、あくまでも彼ら日銀は、名目上インフレ期待の腰折れの責任を「一時的に下落している原油」のせいにしている限り、日本経済の活力が根本的に削がれていることは決して認めようとはしないはずです。

さて、今後の見通しですが、ここから先は、状況的には重要なイベントが過ぎたため、ひとまず雇用統計週に向けて材料待ちといったところでしょうか。ネタがないため、大きく緩むこともないと思われます。

ただし、基本的にアメリカはここ数年、年末は年末商戦絡みや暖冬ネタで景気がよくなる傾向にあるため、今年も上向きの「補正」がかかるとの見方は低くないはずです。それだけに、もし11月の雇用統計やISM製造業景況指数までが酷いようであれば、いよいよ暗雲立ち込める結果がドル円を待ち受けているかも知れません。(執筆者:大島 正宏)

口座開設+取引で5000円キャッシュバック!↓↓

スプレッド幅、業界最狭水準ならここ↓↓

トラッキングトレードで繰り返し取引しよう↓↓

言ったからには引き下がれない 日銀とFRBのジレンマ

先日お伝えした通り、日銀政策会合では「金融緩和」のキの字すら出てきませんでした。それどころか、安倍政権が「デフレ脱却は目前である」と語ったのに応じるかのように、黒田総裁は「すでに日本はデフレ状況にない」と強気な発言で市場を牽制しました。

さて、おそらくこれで当面追加緩和はないと見ていいでしょう。黒田氏は消費者物価の下落が原油安の影響に起因することを指摘し、一段の原油安が起こらない限り消費者物価は確実に上昇していくとの前向きな見解を示しました。

実際上昇するのか、空元気なのかは分かりません。しかし重要なことは、日本はおいそれと追加緩和をしないぞという意志が今回の政策会合によって確認されたということです。

加えて、アメリカは是が非でも年内に利上げをしなければいけないというムードが醸成されつつあります。これだけ大風呂敷を広げ、各連銀総裁が連日「市場に利上げが年内にあることを徐々に浸透させていくべきだ」などと発言している状況では、2016年に利上げを持ち越してしまえば、FRBの信頼性が問われることになります。

ここから言える事実は、日本もアメリカも例え目先の景気が悪くとも、名目で動かなければいけない状態に陥っているということです。つまり、日本の場合は、景気が悪くとも追加緩和は政府の意向で出来ない。アメリカの場合は、景気が悪くとも利上げを行わなければならないという状態です。

ともに降ろす必要がないのにもかかわらず振り上げた拳を降ろさなければならないという情勢の先には、どのみち波乱しか待ち構えていないでしょう。ひとまず利上げが行われるとされる年末がどうなるかといったところですね。(執筆者:大島 正宏)

口座開設+取引で5000円キャッシュバック!↓↓

スプレッド幅、業界最狭水準ならここ↓↓

トラッキングトレードで繰り返し取引しよう↓↓

9月以降の現政権の政策は円高ファクター満載

現政権は支持率回復のために補正予算を組んで参議院選挙を睨んだ取り組みに出ようとしているようですが、この補正予算による財政出動というのは確かに市場に金をばら撒くいい機会にはなるのですが、これは実は1999年にノーベル賞を受賞したマンデルフレミングの法則からいえば円高ファクターになってしまうのです。

マンデルフレミングの法則とは?・・

この法則によれば財政赤字が拡大すると実質長期金利が上昇し、設備投資や住宅投資が減少するクラウディング・アウト効果なるものがでるとされています。

また実質長期金利が上昇すると国内への資本流入圧力が生じて自国通貨が増価し、輸出が減少して輸入が増加するためGDPが減少するのが定石となるのです。

したがって為替の変動相場制のもとで景気回復や雇用を増やすには、財政政策よりも今BOJが行っている金融政策が効果的だというのがその骨子になりますが、財政支出を増やせば結局日銀のQQEをスポイルすることになり、為替は円高に向かってしまうというわけです。

原発再稼動は原油安も伴ってこれまた円高ファクターに

桜島からたった52キロしか離れていない川内原発をまんまと再稼動してしまった現内閣ですが、これも貿易赤字の減少を加速させることになり今後原発が次々再稼動すれば最盛期には年間13兆円あった貿易赤字はすっかり解消することからまたまた円高ファクター再現となることが容易に予想されます。

日銀が主体的に行っている金融抑圧政策との整合性を一体どなたが考えているのか知りませんが、もしかするとこの調子でいけば年末円高で終わる可能性もでてきていますし、デフレもまだ決して抜け出られているわけではないことを強く実感する最近の動きです。(執筆者:坂本 博)

日銀による金融抑圧相場のおかげですっかり機能しなくなった値幅調整

相場には値幅調整と日柄調整のふたつの調整局面が存在します。

相場は上昇をはじめると多くのトレーダーが順張りで買いについていくことになりますが、こうして買いあがったところで必ず調整が始まることになります。

ひとつは売りに回る人間がでることからいったん価格が下がって落ち着く値幅調整で、もうひとつが下がりそうでさがらず日数がたって膠着する日柄調整となります。

日銀の金融抑圧政策のおかげでまったく機能しなくなった値幅調整

ところが、日銀が量的金融緩和を発表し、自行で国債とETFを購入し、PKOと称される準公的機関が相場の下値を支えるようになってから、すっかりこうした相場の調整機能が働かなくなってしまっています。

この動きが顕著なのは日経平均で、前日に対して一定のマイナスがあると360億程度のETFを日銀がせっせと事務的に購入するわけですから調整のしようがないのが実情で、値幅で調整しないため、時間で調整する日柄調整だけに依存することとなり相場はとかく膠着しがちです。

これは為替相場でもまったく同様で、ここ2年でドル円相場が長い膠着の均衡を破ったのは日銀の緩和と追加緩和が発表されたときだけで、それ以外は停滞する時間も長くなってきているのです。

相場が自律調整能力を欠くと必ずひどい仕返しがやってくる。

こういう、ある種の捏造相場のような時期が続くと、必ず相場をコントロールできない時期が到来することというのは過去にも何度も現実の問題として証明されています。

つまり政府が相場をコントロールできると過信することがもっとも危ないものにつながっていくことになるのです。すでに日銀が2%の物価目標を掲げて金融緩和に踏み切ってから2年3ヵ月近い時間が経過していますが、どうもこの政策の本質は2%の物価目標達成ではなく、それを口実にした国債の買い入れで金利を上げないことのほうに力点が置かれているように見え始めています。

むしろ景気がこのまま悪いほうが日銀にとっては都合がいいとも言えるのです。この2%目標が達成された途端に金融緩和に対する大義名分はなくなります。

この大幅な反動と思われる動きが何をきっかけにして起こるのかはなかなか予期できないものですが、米国の利上げがその大きなきっかけになる可能性はかなりありそうで、すでに国債金利の世界でこれまでになかったようなアンワインドの動きがではじめていることが非常に気になるところです。

またドル円の上昇は125円をつけたことで75円からの長期上昇局面を終えたと分析するアナリストもではじめており、単に黒田発言だけで流れが変わったわけではないことについても注意が必要な時期に差し掛かってきています。(執筆者:坂本 博)