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娯楽じゃないのよトレードは~指標トレードはお好き?~その2

第一話はこちら

話を私が指標トレードに挑んでいた頃に戻します。

前回の記事を読んで下さった方ならばおそらく予想されたであろうとおり、はじめこそうまく利益をあげることができた私の指標トレードも、その後は、エントリーした直後に逆行したり、ならばとドテンをしかけて往復ビンタを食らったりと全くさんざんな結果に終わりました。

結局20回ほどトライして、指標トレードはすっぱりとあきらめることにしました。

今振り返って、私なりに当時行っていた指標トレードの問題点を考えてみます。

まず、最大の問題点は、トレードに必要な規律が皆無だったということです。なんとなく値動きについていくだけですから、リスクリワード比やポジションサイジングもいい加減なものでした。

感情的にもブレまくりで、価格が動くたびにまるでジェットコースターに乗っているかのように激しく揺れ動いていました。またスリッページによるコストもかさみ、ストレスフルでとても安定した気持ちでトレードをすることができませんでした。

トレードに刺激を求めるのであれば、指標発表直後ほど興奮できる場面もないでしょう。

ですが、プロのトレーダーにとっては、トレードは娯楽ではなくビジネスです。しかも、他のどんな業界よりも競争の激しい分野だともいわれます。そこはまさに戦場です。

その戦場で勝ち抜くためのカギは、冷静な判断力と決してぶれることのない一貫性、つまり「規律」だということになります。規律なくしては、どれだけ優位性のある手法であっても宝の持ち腐れと言わざるをえません。

そして、規律の維持のためには、ありとあらゆることを試みる価値があります。その意味で、できるだけ感情的になる可能性のある局面は避けるというのも立派な戦略です。

マーケットは様々な通貨ペア、時間足で絶えずチャンスを提供してくれます。たとえ指標発表直後をやり過ごしたとしても、トレードチャンスに事欠くということはありません。

それでも、一気に大きな値幅を狙える指標トレードに魅力を感じ挑戦してみたいと思われるのならば、指標トレードが情報戦の側面を持つことも知っておいてください。

通常、私たちが経済ニュースを知るまでにはタイムラグがあります。インターネットによって、かなりタイムリーな情報を得られるようになったとはいえ、それでも、ニュースソースが発信元に届き、それを文字に書き起こしてホームページにアップするという手間がある以上どうしても大手機関投資家などに後れをとってしまいます。

前述のとおり、指標トレードでは、ファンダメンタル分析やテクニカル分析が機能しにくい以上、短期的な価格の値動きに直接影響力を与え得る情報をいかに素早く入手するかがひとつのカギになります。

それゆえ、ニューストレードを専門に行っているトレーダーは、高額な情報サービスを利用して最新の情報を入手しており、無料で手に入るような情報では、とても彼らに太刀打ちできません。限られた情報をもとにポジションをとってみても、せいぜい彼らの策略にはまりカモにされてしまうのがオチでしょう。

指標トレードは、短期間で大きく稼げるという魅力によってあらゆる種類のトレーダーを惹きつけます。しかし、そこは生き馬の目を抜く猛者たちがうごめく最激戦区だということを肝に銘じておく必要があります。(執筆者:高橋 浩司)

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短期売買は平常心が命 負けだしたら売買画面を閉じて散歩しろ

 短期売買(デイトレ)で最も重要なことは何でしょうか。チャートを読む力でしょうか。私は平常心だと思っています。

 経験上、技術はほとんど必要ありません。FXをやったことがある人ならば、5分先のことは分からなくても10秒くらい先のことって何となく想像がつきますよね。それなのに、なぜ勝てないのか。それは、人間はいとも簡単に平常心を失ってしまう生き物だからです。

 麻雀や格闘ゲームなどリアルタイムで進行するゲームを想像してみてください。冷静に一歩引いて立ち回ることが出来ている時、気分がのっている時って勝率が大体いいですよね。いわゆる、「ツイている」波に乗った状態です。あなたの能力がマックスに発揮されている状態です。平常心でいることが出来れば、心の持ちよう一つでここまで勝てるのです。

 しかし、どこかで一歩ボタンを掛け違えると途端に勝てなくなります。なんとか挽回しようと焦りだすと、もうあとは転げ落ちるような負の連鎖がスタートします。これはあなたの能力というよりも、あなたの性格の問題です。不安に苛まれる性格があなたの能力の芽を潰してしまうのです。

 中期長期売買は市場の分析や、予測など、知識が求められますが、短期売買はチャートの波に乗ることが出来れば一切知識はいりません。さまざまなトレード本が世に出回っていますが、はっきりいって不要です。そんな暇があったら、心を落ち着ける本でも買った方がよほど有意義です。

 しばしば格闘ゲーム界の寵児である梅原大吾さんの特集が大手FXサイト、ザイFX!で組まれていますが、これも常に冷静な判断を下すことが求められる格闘ゲームとFXには通じるものがある、と編集部が判断しているからでしょう。

 私は、「短期売買で負けだしたら売買画面を閉じて散歩しろ」、とよく言っています。温泉が近くにある人は、温泉にでも浸かりに行くといいでしょう。

 その間もしチャンスがあったら?

 おそらく平常心を失ったあなたは、チャンスを十分に生かすことは出来ないでしょう。そもそも例え余剰資金だろうと、ほとんどの人が損した額は人生を豊かなものに、あるいは別方向に変えるだけの力があるお金だったと思います。そんな大金を動かすのに、なぜ慎重さを欠いた状態で臨むのでしょうか。

 ですから、もしこれからFXを短期売買で始めようと思っている方は、まず平常心を保って負ける回数を減らすことから始めましょう。平常心さえ保てれば、はっきり言ってFXは勝てるのです。(執筆者:大島 正宏)