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2016年相場がスタートしました!さらなる円安の可能性は?!

あけましておめでとうございます! 2016年になりましたね。昨年はいろいろとありましたが、最後はアメリカの利上げできれいに締まった1年になった気がします。年末にアメリカ、日本、EUでそれぞれ金融政策が打たれたわけですが、比べてみるとそれぞれに特徴が出ていておもしろいですよね。

イエレンさんは最初のころにヘマをやっちゃったのもなつかしいかんじです。もう市場とのコミュニケーションも慣れてきたのか、すっかり優等生になっちゃいました。利上げを市場にうまく織り込ませることができて、大きな混乱は起こりませんでした。

むしろ黒田さんの追加緩和もどきのほうが、市場は混乱しちゃいましたね。「バズーカ来たか?!」と勘違いしちゃったトレーダーさんが、きっとたくさんいたはずです。そんな黒田さんはトレーダーにとっては、少々困ったちゃんなのかもしれません。

そんな黒田さんを超える問題児はやっぱりドラギ。いつもこの人には個人的に振り回されて悔しい思いばかりしているイメージなんですが、12月の追加緩和をめぐって相場は大きく振り回されました。ドラギマジック健在でしたよね。

というわけで、年末はいろいろあったんですが、トレーダー目線でいくと今はフラットな気分です。年末にいろいろ出尽くしてくれたというか。まっさらな気持ちで2016年相場に入っていけそうです。

さて、年初の相場ですが、まだ特にどっちという目線は作っていません。「株式のほうでご祝儀相場があったらいいなあ」なんて期待しているんですがどうなんでしょうか。

ドル円のチャートの形としては、120円を今にも完全に下抜いちゃいそうなかんじ。ここを下抜けしちゃったら、ストーンと10月下値の118円まで見えてきそうですね。その次は上海株式大暴落のときの116円、ここら辺を意識しておこうと思います。

一応上げたときのことも考えておくと、まずは日銀の追加緩和もどきのときにつけた123.50円。ここは11月以降何度も跳ね返されているところなので、何かがありそう。そのすぐ上の124.50円には黒田ラインが控えています。

こうして考えると、アベノミクス以降の最高値を更新して126円台へっていうのは少々遠いですね。仮にそれがあるとすれば、ドル側というよりは円側の要因になりそうな気がします。

最初の話題に戻りますが、イエレンさんは優等生になっちゃったので、利上げも丁寧に市場を混乱させないようにやって来るはずです。そうなると、黒田さんがバズーカ打っちゃうっていうパターンのほうが可能性高そうですよね。

ただ、例えそれを打って円安になったとしても、黒田さんを筆頭にアメリカも日本も望む円安の水準ではないので、どこまで長続きするのかは結局あやしいものなのですが。

今年の7月には衆議院選挙が行われる予定です。そこまでに株価をキープするために何かがあってもおかしくないと勘ぐってみると、あながちバズーカが出ないとは限らない気もします。(個人的には「ここからさらに追加緩和って、さすがに大丈夫なの?」って思いますが。)

考えているといろいろ出てきますが、とりあえずはアメリカの雇用統計までの動きをじっくり見ていこうと思います。今年もトレーダーたちにとって、いい年になりますように!(執筆者:貝田 凡太)

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唐突に増えだした「円安終了説」

年末ということもあり、1日中121円前後からほとんど動かない日々が続いていますが、市場関係者の間では早くも来年に向けてのドル円観測が広がっているようです。しかし気になるのが、やたらと増えた「円安終了説」です。

これまでの当コラムを読んできた方はお分かりでしょうが、筆者は年間を通して「125円以上にはならず何かをきっかけに120円台を割り込んでいく」との円高論をひたすら主張してきました

円高になると発言しているのは、せいぜい万年円高論者の佐々木融氏くらいなもので、ほとんどは利上げをきっかけにして、125-130円に収まっていくのではとの見方を掲げていました。

しかし、今やどうでしょう。気がつけば、右も左も円安終了論者へと変貌しています。110円にまで落ち込むとの見方すら複数出てくる始末です。

利上げで予想外にドル円が動かなかったことから「材料出尽くし」と判断したのでしょうが、この変わり身具合は幾らなんでもちょっと…と苦言を呈したくもなってしまいます。仲間が増えるのは嬉しいことなのですが…。

さて、不思議に思われるかも知れませんが、筆者は120.8でドル円をロングしています。もちろん長期ポジションは平均123円で一貫してショートにしていますが、さすがにこれは短期的に落ちすぎでしょう。株高局面で121.3程度まではあってもいいと考えています。

商いが薄すぎて読みにくいのも確かですが、基本的に短期ポジションは「買われすぎ」、「売られすぎ」で判断を決めてこそです。(執筆者:大島 正宏)

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湧いて出てきた円暴落論、男気はあるが…根拠はない!

円高の頃、「1ドル70円を割る」という論調が盛んに聞かれました。元日銀でJPモルガンのチーフストラテジストが「円高は構造的に延々と続く」といったような書籍を出版したり、極端なものになると、同志社大学の教授が「1ドル50円になる」などとメディア盛んに主張している姿もしばしば見受けられました。最近これらとは真逆の論を説いた、「円の価値が暴落し、1ドルは150円になる」という書籍が話題を博しています。

このジャーナリストによれば、1ドル150円はもはや既定路線とのことです。この著者は、一貫して超円高時代から円暴落論を提唱していただけに、厳しい冬の時代を耐えぬいて、ようやく彼が時代の寵児になるターンが回ってきたと言うのが適切でしょうか。一体どうやったら150円になるんだ、と突っ込みたくなりますが、数年前には1ドル50円説が一世を風靡していたのですから、世の中そういうものなのでしょう。

しかし、こういった極端な例を提唱し続ける人間は「男気」があるかも知れませんが、いわば同じポジションを持つトレーダーにとってのお守りのようなもので、私は理論としては全く信用していません。不思議に思われるかもしれませんが、私が信用できるのは、むしろ言うことが二転三転するようなアナリストです。

相場は一定方向に必ず動くわけではありません。市場は刻一刻と変化しています。何がトレンドを形成するかさえも一定ではありません。風向きが変われば、状況によって見方が変わって当たり前なのです。極端な話を言えば、5分前と言っていることが180度変わってもいいのです。

彼らは、預言者である必要がありません。目の前で損を垂れ流しているポジションにいつまでも固執する意味は全くありません。彼ら、そして何よりも私たちが求めるのは、目の前の利益です。ロスカット寸前のポジションを持ったまま、チャートを前に祈ったりしていませんか?

もちろん時には腹の据わったポジション獲りも重要でしょうが、祈っていてばかりではチャンスが逃げていくだけです。皆さんもぜひ、極端な相場観を信奉するよりも、状況に応じて自在に思考を二転三転するようなトレーダーになりましょう。(執筆者:大島 正宏)

米国の対円容認レートはいったいどこまでなのか?

先ごろドイツで開催されていたG7でオバマ米大統領が各国首脳らに対し強いドルは問題だと発言したと報道が出たことについて、ホワイトハウスはこれを否定する声明を8日に出し、金融政策などの手段を駆使して成長を促進することの必要性に言及したものだとわかったような、わからないような説明をしました。

ここからはあくまで類推の域を出ませんが、こうした発言は実際に口にされたからこそ露見してしまったのであって、ご本人も本当にそういった事実なのだろうと思います。これが嘘か本当かは今更いくら詮索してみても意味のないことですが、米国が個別通貨に対して容認できるレートが存在することだけは認識することができます。

米国の円安容認レートは一体どこまで?

米国サイドからのけん制発言が出る前に日銀・黒田総裁による確信犯的口先介入がでてしまったので、はっきりはわからないのですが、どうも米国の円安容認レートは125円程度と見られています

つまり5日の雇用統計の結果を受けてそのボタンが押されてしまったことは事実のようで、今後も相場は上値を試しにいくことになるでしょうが、128円程度まで上がればかなり米国サイドからけん制発言が飛び出すことになる可能性が高いのは容易に想像できるもので、ニュースのヘッドラインにそうした報道が出るたびにアルゴリズムが過剰に反応して売り浴びせが出る危険性があることだけは理解して取引する必要がありそうです。

米下院でTPA法案について審議入り

TPPの鍵を握ると言われるオバマ大統領への貿易促進検眼(TPA)の審議がいよいよ米下院で始まろうとしています。この状況からもドル円は一方的に上昇しにくい状況が続きそうです。

ただ、口先介入は2回、3回と回数を重ねるうちにその効果を漸減させていくものですから、125円以上はありえないと思い込むのは危険です。ドル円は120円を割るような事態となれば明らかにトレンドが変わってくると思われますが、肝心要の米国の利上げはこれから始まるものであり、日米両政府が容認するしないの可否にかかわらず相場が上方向を依然として向いていることが間違いありません。(執筆者:坂本 博)

ドル円はどこまで上がるのかという不毛な予測について

強い米国の雇用統計結果を受けてドル円は125円台後半に差し掛かっています。この調子でいけば126円にタッチするのも時間の問題かと思われますが、市場ではどこまでドル円が進むのかという不毛な予測展開もはじまっています。

とある店頭FX業者のタイアップ広告原稿には150円台も視野といった話が登場していますが、実際テクニカル的には134円台ぐらいまで節目がないのも事実です。過去の上昇ではどうなっているのかについて三菱東京UFJモルガンスタンレー証券がチャートにまとめているので拝借してみてみると次のようになります。

これでみてみると95年から98年の40ヶ月上昇で85%超の戻りが上昇局面では最高で、正直プラザ合意以前の話はほとんど参考になりませんので90年以降の動きがもっとも参考になる動きとなります。

株価の連騰もなかなか記録が破られないのと同じで特定通貨ペアだけが猛烈に長期間続伸するためにはよほどの条件がそろっている必要があるのです。

この98年と同じ上昇率をたどったとしても実は139.40円レベルが限界で140に達するのも難しそうな状況です。もともと神様しかわからないであろう相場の動きをどこまで上がるかを必死に予想してみても時間の無駄ではないかと個人的には考えていますが、まったく予想できないものでもないと言えるのです。

130円を超えるレベルは円買い介入実績のゾーン

1990年以降日本は二回円買い介入をしています。最初は1991年で二回目が1998年ですが、どちらも130円を超えて介入しており、現在のレベルはそれにきわめて近いものであることがわかります。過去の事例にしたがえばそろそろ円買い介入がでても不思議ではないゾーンということになるのです。しかしここで今度は円買い介入と言われてもにわかに納得できるとはほとんどのFX個人投資家の方が思われているのではないでしょうか?

アベノミクスの唯一の成果物が株価上昇

アベノミクススタート時の日経平均の終値は8668円で既に株価は2.4倍にまで跳ね上がっています。これはご存知のように典型的な金融抑圧政策でGPIFをはじめとするPKOと日銀がETFを買い捲った結果で日銀の国内ETF保有額は6兆8000億円を超えています。

確かにこれで企業の内部留保は増え、自社株買いの原資になりましたしすずめの涙の定期昇給にもつながっていますが、円安も平行して行ったことが企業収益を見かけ上押し上げたたけなのが実態で企業の本質的な景気はそれほど回復していないのが実情です。したがってここで迂闊に円買い介入などしたら株価まで逆走しかねない状況で、これまでのようにドル売り円買い介入ができる状況とは思えないのです。

1998年の介入時米国債のプライマリーレートは5.5%

98年の介入時が参考になると申し上げましたが、このときの米国の債券金利は5.5%で日本はこの時点でほとんどゼロ金利でしたから、金利的な視点でみればドル高状況は理解できます。しかし現在のドル円環境は米国の10年もの国債の利率が2.4%前後をうろついているわけですから金利の上昇がこれからはじまる局面ではよりドル円は上昇してもなんらおかしくない状況にあり、介入があるとしても口先介入だけで、しかもそれも徐々に効果がなくなることが予想されます。

いよいよ悪い円安レベル?

為替市場は常に暴力的で上限や加減について政府関連筋から介入を示唆する発言があると、かならず投機筋が本当に介入するかどうか試しにいくのがある意味で慣わしになっています。したがってこうした悪い円安モード、だれも望まない価格水準に達しても市場はだれもレベル感を気にしないという恐ろしい習性があることだけは覚えておく必要があるのです。

150円を目指すと言い切るのはナンセンスですが、130円までは行かないでしょうとい妙なレベル感をもっていると大やけどする可能性はあると言えます。

ただし、欧州債の金利もまた上昇しており、ドルインデックスも一方的な過熱感をもっているわけではないですから、簡単には130円までリニアに到達するとも考えにくい状況です。過去の動きを見ているとどんなにあがる相場にも必ず終わりがやってくるということだけは唯一正しい結果です。(執筆者:坂本 博)