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株と為替のタイムラグを利用して儲けよう!

株と為替は基本的には連動しています。なぜならば市場は「リスクオン」、「リスクオフ」のムードを最も重要な材料として扱うからです。

よほど政策によって歪みが生じてでもいなければ、大抵の場合、株が上がれば資源国通貨>ドル>円、下がれば資源国通貨<ドル<円の順番で強くなります。

しかし、幸せか不幸か、チャートをリアルタイムで眺めていると、株がガンガン下がっているのに、下がるはずの通貨が全く下がらない…もしくは下がりが鈍い…というケースに直面します(逆もあります)。

この場合、まずやるべきことは売り(逆の場合は買い)です。

こういう場合は、積極的に買われているのではなく、下値に置かれている分厚い買いオーダーに支えられているだけだからです。株の板がスカスカになっていても、為替が常に株と同じボリュームでオーダーがセットされているとは限りません。その時こそがチャンスです

ドリルで掘削され続けると穴がいずれ開くように、安値(上値)トライをジワジワやっているときは、ほぼ確実と言ってもいいほどに底抜け(天井突破)します。

さて、これを実践する上で気になるのが、近日市場をにぎわせている中国株安です。

上海株は本日(6/26)に至っては7.4%も暴落し、2週間で19%も下げることとなりました。これがバブル崩壊かどうかは分かりませんが、日本に波及しないわけがありません。本格的に市場へバブル崩壊ムードが蔓延しだすこととなれば、まず株安が起こります。となれば、日米金融政策の違いから上値目線のドル円も、株に引っ張られるシーンが出てくるかも知れませんね。(執筆者:大島 正宏)

崩壊が心配される中国株バブルと為替への影響

米国の利上げ時期に気をとられているうちに、とんでもないことになっているのが中国株の状況です。日本の東証マザーズに相当する創業板のIPOラッシュの株価動向は猛烈な状況になっています。

とにかく上場ラッシュであることはこの一覧を見ればすぐに気がつくところですが、IPO後1か月で3倍から5倍になる株価はどうみてもおかしく、とにかく空前のバブル相場が展開されていることがわかります。

また上海総合指数も上昇が継続夕で、4月16日時点では年初来パフォーマンスがプラス29.6%というとんでもない上昇の仕方をしているのです。景気減速でも株価だけ上がるという信じられないような状況が続いているのです。

中国バブルは国内だけの問題で済むのか?

こうした業績と関係ない相場の吊り上げは中国株式市場に限らず日本でも行われていることですから、他国を心配している場合ではありませんが、この異常な過熱感は必ず近い将来バブルの破裂といった形で問題が起きることはほぼ間違いない状況といえます。

しかしそのときに、果たして中国のバブル崩壊は本当に他国に影響を与えないで済むものになるのかどうかが気になるところです。

ここのところ中国人民銀行はリバランスでユーロが高くなるとかなりのボリュームを売却しているという噂がでています。単にユーロ安に対応して、通貨の持高を調整しているだけならいいのですが、中国のバブル崩壊についてはどれだけの事態に陥ることになるのかいまひとつよくわからず、為替への影響がどう出てくることになるのかも心配される状況です。

実態経済が悪くて株高というのはかなり危険な兆候であり、今後数ヶ月の中国の状況が大幅なリスクオフの引き金にならないことを切に祈りたい状況になってきているのです。(執筆者:坂本 博)