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[ドル円]日本勢の逆張りと海外投機筋の円売りがガチンコ対決状態?

ドル円は121.50円に大量にあったとされる個人投資家の売りが完全に踏み上げられて、逆にそれが124円台に上昇するいい燃料にされたようです。

また122円に入ってからおもむろに買いについていく逆指値もかなり大量にセットされていたことから122円台と123円台はあっという間に飛び越えた感があります。実際素通りしたというのが正しい言い方でしょう。

「FX本陣」ではテクニカルかファンダメンタルズかという興味深いテーマも掲載されていますが、ロンドン、NYのアニマル・インターバンク勢は値ごろ感や心理的節目よりも、買いが入ればどんどん順張りで後追いをするのが特徴ですからここで125円がつけば一息になるかどうかはわからない状態です。テクニカルがほとんど機能しない状況といえますね。

逆指値がひとつの有益なツール

押し目買いに押し目なしといいますが、6月1日の相場でも1日を通してNYタイム序盤の124円割れ、123.80円台がもっとも安かっただけで123.50円あたりに指値していてもまったくつかないのが実情となってきています。

理由はともあれ下がったらいったん買って、タイトストップロスを入れ、さらに大きく下がってしまったら再度買い場探しをする勇敢さをもたないとドル円の上昇のご相伴には預かれなくなってきています。

もうひとつは新値がつくエリア、たとえば6月1日でいうと124.50円のストップロスがあったとされるところに逆指値を入れて買いあがる相場についていくというのもひとつの方法となります。もちろんこちらはそれ以上あがらない可能性もあるので逆指値がついたあとに同値撤退のストップロスを再度設定しておくことも忘れてはなりません。

5日の雇用統計前に125円抜けか?

すでに124.90円台までつけたドル円ですから125円は目と鼻の先です。どうも印象として125円台につけるときにポジションをもっているのがとても儲かった気になるのですが、数十銭のためにそこまでやるかという判断も重要かと思います。

ただ125円をつけるとオーバーシュート気味に126~128円方向に飛び上がる可能性がでてきていることは事実で、しかもそれが雇用統計の数字を見る前にある程度示現してしまう可能性がでてきているのです。

まあタラレバもいいところですが、この雰囲気に乗ってみるかどうかはトレーダーの判断次第ということになります。

またECB理事会、ギリシャの債務返済問題もおまけのネタとして動いていますので、こうした追加ネタがドル円をさらに加速させる可能性もあります。もちろん逆さまに働く可能性もあるので、今週は実に難しい一週間といえそうです。

市場は参加者みんながどうなるのかハラハラ・ドキドキしているはずですが、思い込みはもってのほかとはいうものの、いくつかのストーリーを設定してそのどれが動きそうなのかを見極めながら仕組んでみるというのも面白いやり方といえます。

あとはどこまで損しても耐え切れるかによって、その取り組み方は異なります。まさにIt’s up to You!の世界に入ってきているのが今週のドル円相場といえそうです。(執筆者:坂本 博)

テクニカルはいらない! あとづけファンダにも要注意、真に儲かるのは…

月曜のヨーロッパ市場は休場のため、市場が閑散としていただけあって、いつもにもましてドル円は動かず、先日の値をほぼ保ったままとなりました。動かないことが幸か不幸かは分かりませんが、たまにはFXの基本に立ち返ってみようと思います。

株や為替に多少触れたことのある人間なら必ず一度は耳にし、参考にしたことのある、ファンダメンタルとテクニカルという概念ですが、どの程度信用できるのか考えてみたことはあるでしょうか。

結論から言えば、私はテクニカルをほぼ信用していません

なぜならば、巷に溢れているテクニカルで利益が簡単に出るならば、皆がそれにすがるため、既に機能しなくなっているだろうし、簡単に出ないのであればそれもまた機能しない証左である、という背理法が成り立つためです。

複雑なテクニカルの組み合わせであれば利益を出せるかもしれませんが、それはすでにシステムトレード(シストレ)の域であって、テクニカルと呼ぶには無理があります。

ならば、やはり我々はファンダメンタルに準拠するしかないでしょう。

もちろん、ニュースや指標通りに事が進むのであれば世話ありませんし、配信ニュースでよく目にする「~が理由で値を上げた/下げた」というのは、牽強付会の後付、通称「あとづけファンダ」が殆どです。

しかし例えば、長期的な政策(緩和や利上げ)に従えば、ドル円やユーロ、豪ドルなどをみれば一目瞭然のように、ほぼ確実に儲かりますし、誰かの発言や指標に一喜一憂するのも確かです。少なくとも、チャートに都合よく引いた線よりかは確かでしょう。

ようするにFXで儲けるコツは、たった1つ。

ドデカいネタに飛び乗ることなんです。確実に儲けようと思ったら、次に「ソイツ」が来るまで気長に待ちましょう。(執筆者:大島 正宏)

NFPの好結果を受けて上昇したドル円は株価の下落に追随し下落~相場はテクニカルで見通せない

 6日に発表された米国の雇用統計はなんと雪の影響で発表が遅れる始末。結果は良好で、非農業部門雇用者数(NFP)は29.5万人増と予想(23.5万人増)を大きく上回っています。
失業率も改善し、産業調査の詳細を見ても、僅かですが一時雇用(テンポラリーサービス)の減少が続いています。

 また、家計調査からは、経済的な理由で仕方なくパートタイム労働を行っている労働者も減少傾向にあります。常勤雇用へのシフトも伺えますが、イエレン議長が指摘していた平均賃金の伸びや労働参加率は相変わらず冴えない状況となっています。

 この結果を受けてドル円は上昇、一旦前回のもみ合いレベルであった120.85の手前で止められましたが、そのままさらに上値を追う形となり121.24円レベルまで上昇しました。この時点で日経先物も1万9000円を超えましたが、案の定NFPを受けた米国ダウ平均は大幅下落して一時300ドルに迫るところまで下げて早期利上げを嫌気しています。

為替相場の後半はFOMC次第

 19日のFOMCで辛抱強くの文言が外れればさらにダウが下落し、それに日経平均もつられて下げる可能性もでてきています。2004年のグリーンスパン議長時代5月に同様にフォワードガイダンスから同じような文言が外れたときには日経平均はなんと7.6%の下落を見ています。今週は13日にSQですが、ここで思惑から一旦上げても19日の大幅下落の可能性があり、日経平均が変調をきたすとその下落にドル円もついていく可能性があります。

ドル爆騰についていかないクロス円

 6日にNFPで興味深かったのはドル円の上昇にクロス円がついていかなかったことです。とくにユーロ円はドル円に連動することはなく、ドル高は進んだものの円安が追随していないことが気になります。一旦ユーロ円がユーロドルに歩調を合わせて下げればドルは上昇してもドル円だけは別の動きをする可能性がでてきています。

 今年は各国の中央銀行の低金利政策合戦のおかげで相場が自立的に押しをつくらず大きなトレンドがでないため、ヘッジファンドすらも儲からない相場が続いています。テクニカルでいくら分析してもせいぜい買いすぎや売りすぎがわかる程度で下押しに政治的な買いが入るともはやチャーティスト全滅の相場になってきているとも言え、非常にやりにくい相場が続きそうです。ファンダメンタルズの動きに注目しながらトレードを心がけたいものです。(執筆者:坂本 博)