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ストップロスの誘発を察知して相場で勝つ方法

これまで色々なFXでの「勝ち方」を伝授してきましたが、今回はストップロスを意識した攻め方を実例で紹介したいと思います。

これまでにも何度か、ストップロスをきっかけに上がる/下がるという話をしてきたかと思いますが、具体的には実際にどのような形で誘発されるのでしょうか。

まず、ストップロスとは平たく言えば、損切ポイント=「ストップ」で確定される「ロス」のことです。したがって、ストップロスを誘発するとは、大量にみんなの損切ポイントが置いてある場所が仕掛けで突破されるという状況のことを呼びます。

基本的に.50や.00に置いてあるイメージを持っていただいて構わないのですが、実際には.40半ばくらいだったりします(自分でストップを決める時のことを考えてみれば分かるかと思いますが、.50や.00で刈り取られたらイヤですから、微妙にズラしたりしますよね?)。

では、どうやってそのポイントを探るのか。参考になるのが、以前にも紹介したことのあるOANDAの「オープンオーダーとポジション(通称:オーダーグラフ)」というページです

オープンオーダーとポジション(通称:オーダーグラフ)
http://www.oanda.jp/analysis/forex-order-book.php

今回は実際に12月9日の22時前後にストップロスが誘発されたときのビフォア・アフターの画像を用いたいと思います。

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≪1つ目の画像 ビフォア≫

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≪2つ目の画像 アフター≫

1つ目の画像では右のグラフ(参加者の保有ポジション)を見ると、.38の時点ではまだまだ、含み損を抱えたロング保有者(青いグラフ)が大量にいることが分かります。しかしその後、.30に近づいたあたりからドル円は一瞬で.00まで暴落しました。その直後の画像が2つ目の画像です。

121.97の時点では、あれだけいた含み損を抱えたロング保有者の数が一気に減っています。彼らはどうなったのでしょうか。そうです、見事に刈られてしまったのです。

このように、相場の方向性が掴めているときには(例えば12月9日であれば、ドル売りとダウ先物の下げからドル円は下がりそうだと検討がつく)、OANDAのオーダーグラフを見てみましょう。大量に含み損を抱えたユーザーがいて、なおかつ彼らのポジションと市場が逆行すると分かったならば、大きな儲けのチャンスですよ

ちなみに筆者は、このグラフを目にしていたおかげで、いささかも動じることなく、ショートポジションを作ることが出来ました。(執筆者:大島 正宏)

前日、当日の高値安値の向こうにトレーダーが見える ショートカバーについて改めてその動きを考える

ここ2週間近く、ドル円は比較的値幅の大きなレンジ相場を延々と繰り返しています。その相場の中でも結構頻繁に起きているのがショートカバーです。

ショートカバーとは、売りポジションの買い戻し全般のことを指すもので、特にFX市場だけに限ったものではありません。

しかし、為替の場合にはこのショートカバーが急激に進むポイントというものが確実に存在します。その急激に進むポイントに関連するのがトレーダーの置いているストップロス(損きりポイント)の存在です。

ストップロスのポイントは前日の高値・安値、基準線、転換線ラインから判断できる。

国内の店頭FX業者の業界団体が発表している国内FX個人投資家の証拠金合計はほぼ1560億円程度とされています。

しかしGMOクリック証券やDMM証券などでは今年の1月に月間で1社につき140兆円以上の売買取引実績を記録しておることからもわかる通り、ほとんどの個人投資家は長くポジションを持つよりもスキャルピングやデイトレのような手法で売買を驚くほどの回数繰り返していることがわかります。

つまり1日の高値、安値の中で売買をするのがほとんどとなってくるわけですから当日および前日の高値、安値のポイントを見ればそこから20PIPSないし最大でも50PIPSあたりに損きりの逆指値を置くユーザーが多くなることは誰でも容易に想定できるのです。実はこのことをもっとも意識しているのがインターバンクディーラーなのです。

市場はショートに傾きすぎると下がらなくなりいきなり大きなショートカバー発生

ここ2週間程度のドル円の動きを見ていると、119円が割れて118.800円位まで下げてくると、もちろん買いを入れている実需筋がいるから相場がそれ以上さがらなくなるケースもありますが、下落時に一定のストップロスを巻き込んであまりにもショートが膨らみすぎて逆に買い手がいなくなると、それ以上下落しなくなり、徐々に買い戻しが進むにつれて相場が上昇していくことになります。

一定のライン、たとえば当日の高値が119.200円だとするとそこから10銭程度上のライン、つまり119.300円あたりにショートを持っていた人たちの上値のストップロスが大量に並ぶことになりますので、ここを超え始めて戻ると一気に相場が上昇してしまうというケースが非常に多くみられるのです。

もちろん、上値の抵抗ラインの上や下値のサポートラインの下にストップロスを置くユーザーも多いのですが、1日の取引では当日や前日の高値、安値の周辺にストップロスを置くユーザーがほとんどであるため、このポイントをあえてインターバンクのディーラーがつけにいくケースも多く見られます。

最近のドル円相場の上昇はドルを買うよりもストップロスをつけて損きり売買をしているケースも多く見られます。これを単純な買いだと見誤るとまたまた大きな損失を招きかねませんので、この見極めも重要になります。

取引コストを超えたストップロスがどこに置かれているのかをよく考えるのが得策

国内の個人投資家の8割以上がドル円の取引を行っており、取引者全体の9割が負けて証拠金を失って退場しているのがこの業界の特徴ですが、デイトレやスキャルピングではその日もしくは前日に買いもち、売りもちにしているポジションというのはどんなに努力してみても相場が動いた上下の中にしか作れないわけですから、逆張り大好きな日本人の個人投資家のポジション所有のポイントというものはかなり見透かされているといえます。

ストップロス狩りなどということばもよく聞きますが、東京タイムのドル円の最高値でショートを振っているプレーヤーが多いとなると、ロンドンタイムの序盤にかならずその損きりポイントを超えるところまで一旦買いあがってから相場が下がるといった不可解な動きがでることがあります。

これはまさにインターバンクによるストップロス狩りで、一度持ち上げてストップロスをつけてしまえば、今度は相場をさらに下げやすくなるため、利益獲得を含めてこうした動きがでることになるのです。

相場は明らかに下向きなのに意味不明に上昇してしまうような場合は、ほぼこうした損きりポイントと関係のある動きであることを意識しておく必要があります。ストップロスによってショーとカバーは猛烈に加速することになり、最近ドル円やユーロドルではこうした動きが非常に頻発するようになっていますので十分な注意が必要となるのです。

個人投資家が考えていることというのは、特に日本人の場合にはかなり似通っています

相場の流れに逆らってはいけませんが、皆と同じ発想でトレードをしていると結局相場の動きに巻き込まれて退場を余儀なくされることになるのです。ショートカバーの動きなどはまさにその典型例ということができそうです。ゴールデンウィークの休みにかけてはこうした仕掛け売買が頻発する時期でもありますので、用心するに越したことはなさそうです。(執筆者:坂本 博)

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ダイナミックな動きに対応するための繊細なストップロス設定と損切りの重要性

 大きな為替相場の変動合わせて証拠金をたっぷりと維持して突然の相場の下落に備えるというのも一つの方法となりますが、本来的なFXの取引手法としては自分であらかじめ設定した損切りポイントに来たら躊躇なく損切りをするというのも重要です。

 とにかく一定以上証拠金を無闇に減らさないというのは、証拠金を厚めに入れて売買する以上に重要なものとなることは言うまでもありません。これまでFXの世界で成功を収めてきた人達が異口同音に成功の秘訣として教えてくれるのは、とにかく証拠金を減らさないことなのです。ビギナーズラックを含めて証拠金を短期間に増やすことは意外に難しいことではありませんが、それを一気に失う可能性は利益獲得以上にもっとその可能性が高いといえるのです。したがって、どのように証拠金の維持を厳守していくかがボラティリティの大きな為替市場ではとても大切なアクティビティとなるのです。

取引スタイルによってストップロスの設定位置はかわってくる

 最近では投資家によってかなりその売買スタイルが多様化しています。スキャルピングに力を入れるトレーダーもいらっしゃることでしょうし、定番のデイトレに総力を挙げる方もいらっしゃることと思います。しかし、ストップロスの設定については、取引スタイルによってかなり変化させていく必要があります。

 たとえば、スキャルピングで言えば1回平均して10PIPS獲得していくのもかなり大変なことになります。いいところ5PIPS平均という方も実は多いのではないでしょうか。それにも係わらず1回ごとのストップロスを50PIPSも上下に置いて売買してしまいますと1回の損失額を5回以上のディールでカバーすることになり、まったく儲からないことになってしますのです。

 そもそもスキャルピングというのはポジションを取ってみた途端に駄目なのはトレーダー自身すぐ判るものであり、できることならば10PIPSとるためのディールなら同様に10PIPSの損失で即座に損切りをするぐらいの割り切りが必要になってくるのです。

 またデイトレでもそうですが、覚悟を決めて買い下がるとか売り上がるのでないかぎりドル円で言えば30PIPS以上の設定にするのは損失が大きくなりすぎる可能性があります。一度とったポジションは相場がもとに戻ることを誰しもが願うものですが、それが結果的に長時間かけて回復することを考えれば一旦損切りをして入りなおすほうがよほど効率的ということもできてしまうのです。このあたりは1回あたりの損益がどの位確保できているのかにもとづいてプラクティカルに設定することが重要になります。

 また、30PIPS程度のストップロス設定ですと四六時中損切りがでてしまい、ちっとも儲からないという場合にはそもそものエントリーのタイミングに問題があることは間違いありません。したがってトレードのやり方自身を矯正することも視野に入れる必要がでてきます。

ストップロスポイントは通貨ペアにもよります

 30PIPSのストップロスという話をしましたが、スイングトレードではもっと粘る必要があるケースももちろん考えられます。またポンド円のような異常に上下に動く通貨ペアの場合あまり浅くストップロスを起きますと常に損切りに引っかかって単なる損切り貧乏にあってしまうということもありますから、なんでもストップロスを浅く置けばいいというものでもないことも確かです。

 しかし、証拠金の可能性を最大化するためには、ここ一番というタイミングでいかに自由に使える金額を大きく残しておくかということになりますから、買い下がりや売り上がりに終始するより、一旦即時撤退し値ごろとタイミングを計ってさらに下値で再度参入するというほうが制約条件が少ない取引形態になるともいえるのです。

 多額の証拠金を投入して徹底的に買い下がるのといった戦法に出るのも一つの考え方ですが、インターバンクと同じように一旦撤退して入りなおすという方法を繰り返して必要以上にリスクテイクしないというのも2015年に予想されるダイナミックな相場環境を乗り切る上では重要な線略となるのです。

 すべての戦略設定をするのは他ならぬトレーダー自身の意思によるものとなります。どれが自分に取引スタイルにあっているのかはしっかりと自己ルールとしてもっていることを強くお勧めしたいと思います。(執筆者:坂本 博)