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利上げ後のドル円はどうなる? 興味深いデータをご紹介

フランステロで株価がキツい下げを起こした割には122円台アンダーで底堅い動きを続けているドル円ですが、やはり利上げムードが市場に蔓延しているということでしょう。

対ユーロでは6ヶ月ぶりの高値をつけた円ですが、あくまでもユーロドルにおけるドル買いユーロ売りがメインであるため、ドルも円も買われたドル円としては微風にとどまったのも一因です。

しかし、利上げムードはいざ実際に利上げがなされた後、一体どのように形を変えるのでしょうか?

非常に興味深いデータとして、90年以降アメリカで利上げが行われたことは3度ありますが、その3度とも利上げが実施されると、それまで買いこまれていたドル円は下げに転じたという事実があります

平均して100円前後のドル円は、20週後には90円まで落ちているのです。とくに1999年6月に行われた時などは、10週間たらずで85円近くにまで下落しています。

「噂で買って事実で売れ」という市場の格言が見事に実証された形となっていますが、利上げが実際に実施されると、材料切れということで利確に走るムードが大きいのだと思われます。さて翻って今回のドル円は現在122円後半と、これまでの比ではありません。上昇余地がないと言われているなか一体どうなるのか、利上げ開始後の年明けに向けてひとまず要注目です。(執筆者:大島 正宏)

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とうとう『利上げは当分ない』と言われる水準に

ここに来て雇用統計が悪化しました。ISM製造業景況指数が51.1、ADPは19万人と、ともに市場予測を下回る結果となったことから、中だるみが起こるのでは…とも言われていましたが、蓋を開けてみると、市場予測22万人に対し、17万人増と大幅なスローダウン。これを受けてドル円も一時、118.70台まで売り込まれています

懸念されるのは、これらの数字が市場暴落を反映する前の数字だということです。つまり株価がこれだけ下がる前から、アメリカの景気がスローダウンしかけていたことになります。これだけ市場が疲弊している最中、指標面でもこういったネガティブな数字が出てきてしまうようだと、互いが互いに影響を与えて悪循環に陥リ出す可能性があります。

アナリストの間では、早くも「FRBの利上げは当分ない」などの悲観論が出てきています。確かにアメリカとしても株価がこれだけ下がっている中で、追い打ちを掛けるように景気の引き締めに言及などは決してしたくないでしょう。早くて9月、遅くても年内…と言われていた利上げでしたが、冴えない指標と株価を受け、どうやら年明けまでお預けとなりそうです。

ただし、1ついいこともあります。今回の市場パニックでドルからユーロや円への巻き戻しが起こっています。非製造業が好調であるのに製造業が冴えないのはドル高のせいだという声がアメリカに根強くありますが、災い転じて福をなすとでも言うのか、このドル安がアメリカの製造業を支える思わぬきっかけとなってくれるかも知れません。(執筆者:大島 正宏)

相場の大幅下落を受け、回復の見込みはあるのか?

連日の為替、株式市場の大幅下落を受け、投資家は今後の動向を探っていると思います。市況としては、マイナス要因が多く、プラス要因がなかなか無い状況なので、しばらくはV字回復することは難しいかと思います。

9月にアメリカの利上げされるかに注目

V字回復するための期待材料としては、アメリカの利上げが挙げられます。アメリカが利上げに踏み切ればドル高材料になり、対ドル通貨が回復する可能性があります。

しかし、現状では、世界的な金融パニック、原油価格の暴落などの要因があり利上げするのは難しいと考えられます。利上げ材料が見送られれば、直近は強気材料が見当たらないため低迷する相場になると考えられます。

資金はどこに向かっているのか

株価が投げ売りされているため通貨も全面安となっていますが、溢れた資金はどこにむかっているのでしょうか。答えとして考えられるのは、商品市場、特に金です。

もともと「安全資産の金」と言われる通り、不況の際に金が買われるケースが多く、株価と金は対極に位置していることが多いです。現状は、世界的株安なため、金を含めた商品市場にお金が流れていると推測できます。

直近に強き材料がないため、しばらくはジリジリと値段を戻しながらも様子見相場が続きそうです。もし、アメリカの利上げ、日銀によるサプライズ発表などがあれば状況が変わるでしょうが、あまり期待できなさそうです。(執筆者:山本 健吾)

6月18日はFOMC! 利上げに言及するのは間違いないが…

5月に発表された雇用統計は、予想の22.6万人に対し、28万人と高数値だったことから、年内利上げはほぼ確定的となりましたが、6月18日に行われるFOMCでイエレン議長が何を語るのかに市場の注目が集まっています。

「緩やかな成長」だった景気が「しっかりとペース」で上向いていることを再確認したといったようなコメントが、イエレン議長の口から議事録ともども出てくるのは確定的です。

そのうえで「どのように利上げするか」を語ることに焦点が集まるでしょう。しかし、だからといって、市場全体が利上げムード一色に染まるのかというと、そうはならないのではないか、というのが筆者の見方です。

理由はイエレン議長が生粋のハト派であることに由来します。おそらく、利上げに対して市場の過剰な懸念や期待を冷やすようなコメントを打ち出してくるのではないでしょうか。例えば、利上げを念頭に置くのではなく、経済の成長ペースを冷静に見ながら、段階的に引き上げていくといったことを、ことさら強調するような発言です。

となれば、株式市場はともかく、ドル円の動きに過剰な期待を持たない方が良いも知れません。ここからFOMCまでは、利上げがドル円にも織り込まれる形となっていくでしょうが、果たしてFOMC後、ドル円が一段の上昇を遂げるかと言えば、イエレン議長のこれまでの発言からみても、難しいのではないでしょうか。

ひとまず、今回のFOMCで利上げの動向が強く意識されることは間違いないので、FOMC後でどのような方向性が出るかを見極めてから、ドル円に参入する方がベターでしょう。(執筆者:大島 正宏)