フラクタル構造を意識して見る、今回のアメリカ雇用統計


今回のアメリカ雇用統計は失業率こそ予想を下回りましたが、ボチボチいい結果だったように思います。その後のISM製造業景況指数もまずまずの結果でしたね。これらの結果を受けてドルは買い戻されて、ドル円も上昇を見せました。

しかし、直近の上値112.60円を抜けないまま買いが一巡し、最終的には下げトレンドとなります。逆に直近の下値112円を割り込んで、ほぼ安値引けの形で週末を迎えることとなりました。

これは今回のアメリカ雇用統計を終えての1時間足なんですが、どこか見たことあるような形だなあと思いませんか? 大きな下落があってから、上に38.2%戻してから揉み合いになって、だんだん頭が重たくなっていく形。これ、ドル円の日足とめちゃくちゃ似た形なんですよね。

こちらが日足です。時間やレートを消してチャートの形だけを見たりすると、どっちがどっちか分からなくなっちゃいそうですね。こういった大きな全体と同じ形が細かいところでも出てくる、というのがフラクタル構造と呼ばれるものです。雪の結晶やリアス式海岸など、自然界でもよく見られる現象なんですが、チャートにもよく見られるんです。

この現象に着目すると、日足の形を意識して「強いトレンドが出たら38.2%戻してから、頭をジリジリ下げる揉み合いになるかも!」ということを、あらかじめイメージすることができます。このイメージを持っていれば、先週のイエレン発言による下落後の揉み合い、そして週末の大型指標後の取引も有利に進められたはずです。

ちなみにさらに5分足で見てみても、同じような形が発見できると思いますよ。今は急な動きが起こりやすい相場になってきています。今後もこれに似たようなパターンの動きが起こるかもしれないので、頭の片隅に入れておくといいかもしれませんね!(執筆者:貝田 凡太)

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