強い人が使うシンプルなテクニカルその2「ななめ線」の呪縛を解く


多くの人が、ちゃんと教えてもらう機会を逃したまま、迷信を信じているのがFXの世界なのかもしれません。

今回は、強い人もよく使っている線のうち、ななめの線です。裁量トレードの先輩たちは、どう使っているのでしょうか?

チャネルという線がセットになったもの、そして、トレンドライン。この2種類におおざっぱに分けてみます。

チャネル


MT4に「チャネル」というメニューがあります。私が見たことあるのは、フィボナッチと平行チャネルというもの。個人トレーダー同士のつきあいの中では、他を使っているのは見たことがないです。

何本かの平行線のセットを好きな角度に配置して出来上がり。

線の間の幅は、そのあたりの参加者が作っているエネルギーを見れます。線どうしが狭いなら、パワーを貯めているのかも。また、この幅がエントリー位置やストップ位置のめやすになります。通貨ペアによって幅もまちまち。

そして、角度では一応のトレンドのようなものが把握できます。

ここで、「そのあたり」とか「一応の」と表現するのは、見かたに絶対がないからです。EAを組むのでなければ、人間同士(+アルゴ)の戦いなので、右脳的な「だいたいこのくらいの強さ」というセンスの必要性が出てくるのです。

「この線にぶつかったら逆張りするぞ」といった考え方にも正解がありません。自分の得意なルールを見つければ良いのです

線の本数はどうか、間隔は等間隔かフィボナッチの間隔か、などなど試行錯誤してみましょう。線を引く際、ローソク足のヒゲを無視するかどうかも好みです。

トレンドライン

私はNTAA認定テクニカルアナリストの勉強で、はじめてしっかり学びました。しかしこれ……株の資格なんですよね。FXは株のように現物を買うトレードではないので、このままでは使えません。

引くときは高値もしくは安値を結んでいけば良いのですが、レートが跳ね返るのって、2,3回じゃないでしょうか?なので押し目と戻りの目安として使えるかどうか微妙です。

何度か線が破られて、ファンラインになったときに「これは勢いがあるな」と判断するくらいで、私も最近は使っていません。ファンラインは、切り上げ、切り下げのたびに線を引いていくと扇(ファン)のようになる複数の線です。

解くべき呪縛まとめ

それでは、解くべき呪縛を並べておきます。

・引く場所に神経質にならなくて良い
・本数が多いと目の錯覚を起こすので注意
・正解などない
・自分の得意な線をトレード日誌で探せばよい
・株と違い、線に触った地点で必ず買われるとも限らない
・同じく、線に触った地点で必ず売られるとも限らない
・トレンドに逆らうな、も基本は株での話

トレードはカンファタブルに行えという教えもあります。他人が言い張っているルールに縛られて、不安な気持ちを抱えてしまい、自分だけのエッジを見失わないようにしたいものですね。(執筆者:鈴木 マリア)