偶然か? 必然か? 模範的なドラギ・マジックが発動!!


今回もドラギさんがやってくれましたね! ありがたいのか迷惑なのか、感じ方は人それぞれだと思いますが、3月10日のECB理事会の結果を受けて、ユーロドルが激しく上下しました。下が1.08ドル手前、上が1.12ドル超えと、数時間で実に400pips近くも動いたわけです。

今まで粘着質に「ドラギ! ドラギ!」と言ってきた私なので(笑)、ここはこの値動きについて振り返っておきましょう。ポイントとなる時間は、ECB理事会の結果が公表される21時45分(日本時間)と、それに関するドラギさんの会見が始まる22時30分(同)です。

21時45分に発表された追加緩和の内容は、市場の予想を大きく上回るものでした。ユーロドルはこれに素直に下げで反応します。発表前は1.09ドル後半でしたが、一気に1.09ドルを割り込み、さらに下を掘っていきます。

1.0850ドルを割り込んだところではいったん戻しが起こりますが、それも23.6%戻しまで。再び下げが強まり、22時30分で会見が始まると、さらに下値を更新して1.0820ドルあたりまで値を下げます。

その後はこれ以上の材料が出そうにないのを見て、いったん戻しの流れに入っていきます。このタイミングでドラギさんが「追加利下げの必要はないと見ている」と発言し、一気に流れが変わります。一気に発表前の水準まで戻し、強い上昇トレンドが発生、そのまま1.12ドルを超えるまで上昇が続くことになりました。

終わってみれば、1.09ドル後半でスタートしたユーロドルは、発表とともに1.08ドル手前まで落ちて、下掘りが終わると1.12ドル超えまで上昇するという、典型的な材料出つくしパターンになったわけです。市場の期待を上回る追加緩和策を打ち出しながら、ドラギの発言で一気に倍返しということで、模範的なドラギ・マジックと言っていいかもしれません。

チャートのほうをよく見てみると、今回の下値がちょうど先週の下値にピッタリ一致しています。これを見ていると、市場の中にはかなりの数、ドラギ・マジックを狙っている人たちがいるようにも思えます。

先週の下値は節目のポイントだったので利確も出ますし、ここでいったん止まることは当然と言えば当然、よくあることです。そのいったん止まったところで、「何かあれば買い上げてやるぞ!」と虎視眈々と狙ってる人が多かったんじゃないかな、というわけです。そこにドラギさんが「追加利下げの必要はないと見ている」発言が出たわけです。「待ってました!」となっちゃうというわけですね。

こう考えると、ドラギ・マジック自体が有名だからこそ、ドラギ・マジックが起こってしまう、という気もしちゃいます。相場って不思議ですね

さて、結果的にはユーロドルは今のところ大事なレンジ内の動きに留まっていて、状況は大きくは変わっていません。ドル円もあおりを受けて大きく動きましたが、同様ですね。一種の儀式にすら思える値動きを経て、注目は来週の日本とアメリカの金融政策へと移っていきます。来週も大きな動きになりそうなので、心を引き締めて相場に臨んでいきましょう!(執筆者:貝田 凡太)

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