「五十日」を最大限に活かして稼ぐ!


一般的な用語となっているので、FX初心者の方もご存知の方も多いかと思いますが、為替市場には「五十日」と呼ばれるちょっとしたドル買いイベントがあります。午前9時50分くらいから10時にかけて起こる仲値需要のなかでも、特にドル買いの規模が大きいのが、日の1の位が5か0となる決済日なのです。

この五十日は、銀行が決済用のドルを調達するべく、まとまったドル買いオーダーを出すことから、ドル円は円安ドル高となり上昇傾向となります。ドル売りポジションを構築しているトレーダーにとっては、厄介この上ないイベントですが、把握してさえいれば、ラクに儲けることが出来るのも、五十日の特徴です。

たとえば、11月20日は日経平均が100円超のマイナスであったのにもかかわらず、五十日であったため、ドル円は仲値決定時間の9時50分前後から20ppsほど上昇しました。

しかし、株がついてこなければ為替が上がり続ける理由はありません。仲値を通過し、まとまったドル買いも止まったドル円は、教科書通りにズルズルと123円を割り込み、再び122.8まで下がることとなりました。

つまり、「五十日だから上がる」、「五十日だから上がっただけ」だということを分かっていたトレーダーにとっては、売りでも買いでも大変美味しいポイントだったというわけです。

為替市場は個人投資家の都合を良くも悪くも全く無視した動きを、往々にして見せることがあります。こういった都合「良く」無視してくれる動きは、しっかりと流れに乗って稼いでおきたいところです。(執筆者:大島 正宏)