娯楽じゃないのよトレードは~指標トレードはお好き?~その1


以前、重大な経済指標の発表直後の値動きをとらえる、いわゆる「指標トレード」に挑戦していたことがありました。

きっかけは、トレードをはじめてまだ間もない頃に、雇用統計直後に大きな値動きが出たので値ごろ感で飛び乗ったら、そのまま利が伸びてかなりの利益を得られたということがあったためでした。

今考えれば、単なるマグレに過ぎないのですが、当時の私は、「こんな感じで毎回ニュースのたびにピョンと飛び乗ればFXで稼ぐのなんて簡単じゃん。」と有頂天になっていました。

それから、証券会社のホームページなどで毎日指標発表時間をチェックし、動きが出たところで飛び乗るということを何度か繰り返しました。

ニュース発表直後というのは、マーケットが最も激しく乱高下する局面でもあります。しかも、その値動きは往々にして常ならざるものです。

2011年3月11日の東日本大震災直後、一時76円台まで円高が進んだことがありました。その直後のニュース番組で、今後のドル円の見通しを聞かれた著名な経済アナリストが「ドル円はこのまま50円まで円高が進んでもおかしくはない。」というような内容の発言をしていました。

当時は、私もその発言を真に受けてドル建て口座から資金を引きあげたりしたものでした。

それから現在までのドル円の価格の推移を見てみると、たとえファンダメンタルに精通したアナリストといえど為替相場の正確な価格の値動きを予測することがいかに困難なことかを感じさせられます

彼らは、マーケットに影響を与えるであろうファンダメンタル分析には精通していますが、マーケットを動かすのはニュースではなく、そのニュースに反応する群衆たちだということを見落としがちです

実際に、テクニカル分析に精通したトレーダーの中には、ニュースにはさして興味を持たないという方もいるほどです。それは、チャートにこそすべての情報が織り込まれているとの確信があるためです。

サポートレジスタンスなどに代表されるテクニカル分析の手法は、マーケットにおいて繰り返される値動きのパターンを分析することを目的としています。

しかし、指標トレードはごく短期的な値動きを狙うものですから、長期的なファンダメンタル分析は役に立たず、さらにテクニカル分析も機能しない場面が多くあります。

要するに、マーケットを型にはめて分析することが非常に困難な局面でのトレードだということです。

相場は短期になればなるほど、マーケットに参加するトレーダーの感情の影響を受けます。まさに恐怖と欲望とが如実にチャートに反映されるのです。

どれだけ完璧にすべてのファンダメンタル分析できたとしても、あるトレーダーの気まぐれな注文によって、分析で得られた結論が簡単に覆されてしまう。それが、指標トレードというものだと理解する必要があります

もしあなたに、類稀なセンスと反射神経が備わっていれば、指標トレードで利益を上げ続けることができるかもしれません。

ですが、そのためには、ほとんどすべてのトレーダーが乱高下する相場で熱に浮かされている中にあって、冷徹なまでの冷静さと完璧な感情のコントロールが求められます。(その2につづく)(執筆者:高橋 浩司)

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