2016年のドル円はどうなる? 早くも来年の見通しを立てる


昨年、黒田氏が強気の見方を崩さないまま追加緩和を行ったことをもって、今月末に行われる政策会合でも日銀による緩和が行われるとの見通しが、市場関係者を中心に多数を占めています。

しかし、以前もお伝えしたとおり、筆者はこれ以上の円安を再び加速させるような動きは採らないのではないかとの考えから、追加緩和はないと踏んでいます

したがって、10月末の会合による緩和見送りは、期待が醸成されている分、円高のトリガーにされることはほぼ間違いありません。具体的には、1ドル118円前後までの下押しは十分あり得ると見ています。

一方で、FRBは何が何でも利上げを行う構えを崩しておらず、景況にある程度左右されるかと思われますが、前回の会合であれだけ様々な指標が悪かったのにもかかわらず、利上げを見送る原因を「世界経済の不安定」の性にしたこと。

そして各総裁から利上げをせっつく声がかなり高まっていることなどから、年内、どれだけ遅くとも3月までに利上げがあることは確定的でしょう。

利上げの前後で、新興国市場の不安定化に伴い、円高に触れる曲面は出てくると思いますが、市場が折り込みさえしまえば、利上げ後のドル円は緩やかに上昇していくのではないかと思います。

しかし、これも125円程度まででしょう。この水域に来ると、今度は日本が円安を許容できないレベルの範疇に突入するため、125円ともなると、過去にもあった口先介入などで値動きが鈍くなっていくかと思われます。

ただ、こちらも以前お話したとおり、筆者はアメリカ経済がピークアウトしつつあるのでは、という見方に賛成のため、FRB側はいずれ再度の利下げを判断する必要性に迫られるでしょう

そう考えると、円安は発生するにしても、上昇余地はかなり限られたものとなり、アメリカの経済停滞が深刻化すればするほど、利回りを考慮しつつ、再び緩やかに円高へ逆流していくのではないか、というのが筆者の考えです。

この場合、さすがに大きな経済危機が到来するか、ユーロ経済が完全復調となりドル安曲面が訪れでもしない限り、100円の大台は割ることがないと思われるので、せいぜいドル円の底値は110円といったところでしょうか。(執筆者:大島 正宏)

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