米国経済はすでにピークアウト?


とうとうISM製造業指数ばかりか、好調だったISM非製造業指数までもが悪化を始めるなど、芳しくない数値が並ぶアメリカ経済ですが、アメリカ経済は回復途上どころか、すでにピークアウトしたのではないかとする興味深い論稿がロイターに掲載されています。

同稿によれば、現在のアメリカは、2007年12月を起点とした場合、2010年2月にはマイナス900万人弱の雇用が失われる状況にあったものの、2015年9月にはプラス400万人以上の雇用が創出されており、リーマンショックで失われた雇用は、全て取り返したどころ余剰すら積み上げている状況だそうです。

したがって、利上げに対し、FRBが焦るかのように固執するのは当然と言えば当然であり、毎回出てくる予測のように、アメリカ経済が回復途上かのごとく、雇用統計で20万人以上の数値を断続的に積み上げ続けろという方がそもそも無理筋なのではないか、というわけです。

仮にピークアウトしているのであれば、当然利上げによって景気が大きく減速することは明らかなわけで、その後再び調整を兼ねて利下げを行うにしてもしないにしても、いずれにせよドル高は大幅に阻まれることとなります。よってドル円にとっては、当然上値の重い展開が続くことになるでしょう。

ちなみに、ロイターの別のコラムでは「来年には1ドル130円」などという威勢のいい見出しが踊っていましたが、利回り格差によって円キャリートレードが加速することにだけ側面を当てれば、確かにそう思えてくるのかも知れません。

しかし、為替は様々なファクターがからみ合うものです。利上げ・利下げだけに気をとられず、指標や事件、政治事情など、色々なネタにアンテナを張っておきたいものですね。(執筆者:大島 正宏)

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