要注意! 依然として20を超えている恐怖指数


先週は好調な株価が後押しとなり、ドル円も121円をタッチする場面が見られましたが、週明けの月曜日は、先週の熱狂ムードがまるで醒めてしまったかのように、ジワリと値を下げ続け、再度120円を割り込もうとする勢いです。

慣れとは怖いもので、もはやこのくらいの値動きでは誰も驚かなくなりましたが、日経平均も250円近くの下落、ダウ先物も100ドル近くの下げを示現しています。

一体この下げは一時的なものなのか、それともトレンドなのか…と気になるところですが、こういう時は恐怖指数(VIX指数)を確認してみると分かりやすいです。

実は恐怖指数は、2週前につけた17.50を底値として、現在は23前後と、危険水域のなかで再び上昇トレンドを形成しているのです。基本的には10-20が平時、20以上は市場が恐怖で敏感になっている状態なので、23という数値は市場が何らかの「異常」を感じ取っているとみて、間違いありません

ニュースを眺めている限りでは、中国株価暴落のパニック相場もひと波過ぎたかのようなムードが漂っていますが、次はFOMCの利上げか、米国経済のブレーキか、はたまた中国株価暴落の予兆か…。いずれにせよ、現在の市場は、停滞ムードが蔓延しているとみるよりは、警戒ムードのただ中にあるという認識を持っておいたほうが良いでしょう。(執筆者:大島 正宏)