トレード上達のための鉄板ツール 「トレード日記」の具体的な書き方


今回の記事では、私が普段記録しているトレード日記の具体的な書き方についてお伝えします。まず、私の場合、以下の3点は必ず記載するようにしています。

・通貨ペア
・エントリーした理由
・エグジットした理由

そして、気になるチャートがあれば、スクリーンショットを撮って合わせて記録に残しておくようにしています。

それぞれのトレードについて理由を記載するのは、トレードごとに根拠を明確にし、一度頭を整理するためです。そうすることで、衝動的あるいは感情的なトレードを未然に防ぐことができます。そういった狙いから、エントリー理由は、実際にトレードに入る前に事前に書いておくのがポイントです。

頭で分かっていることをいちいち文字にするのは最初は面倒に感じるかもしれませんが、その恩恵は非常に大きいと感じています。

また、理由はそれぞれ出来るだけシンプルに書くことも心がけています。個人的には長くても2~3行で説明できることが望ましいと考えています。

なぜかというと、それまでの自分のトレード結果を振り返ってみて、理由付けがシンプルであるほどパフォーマンスがいいことに気づいたためです。

逆に、ごちゃごちゃと何行にも渡って理由づけをしたトレードの場合、一見詳しく分析しているようで、成績はあまり芳しくありませんでした。

勝ち続けるトレーダーは、時に熟練の兵士に例えられます。長年戦場で生き抜いてきた兵士は、銃の引き金を引く際に迷ったりしないものです。

長年の経験から、こうなったらこうするということが体に染み付いているということもあるでしょう。そして、何よりも戦場に赴く前の準備を怠らないはずです。いい準備をすることが、結果としてブレの無いシンプルな判断を生んでいるのではないでしょうか。裏を返せば、過剰な理由付けは準備不足のサインなのかもしれません。

マーケットという戦場に赴くトレーダーにとって、トレード日記を書く習慣は、事前の準備を整えることにつながります。そして、徐々にではあっても確実に、シンプルでブレの無い判断力を養ってくれるものです。(執筆者:高橋 浩司)