FOMCでドル円はどうなる? 「肩透かし」で発表前と値と大差なし


17日のFOMC発表を間近に控え、株や為替ともども利確売りとお試し買いが交錯する相場となっています。日経平均は一時期260円近くの上昇しましたが、ほとんどが投機筋の買い戻しであったことにくわえ、上海株が軟調であったことで、連日のような伸びを見せたわけではありませんでした。

筆者は今回のFOMCが「肩透かし」になると見ています

雇用統計が予想よりも低く20万人を切ってしまったこと、製造業の数値が良くないこと、そして直近の株大波乱を考えれば、ハト派で知られるイエレン氏のこと、無用な刺激は与えまいと考えていると読むのが妥当でしょう。

利上げを強く示唆すると株価にとってマイナスとなるため、おそらく利上げを軽くほのめかす程度で、強気のコメントすら出てこないのではないでしょうか

しかし、そうなると困るのがドル円の動きについての見通しです。最近ドル円は株価に引っ張られる局面が多く、株が上がればドル円も上がり、下がればドル円も下がる…といった傾向を見せているため、利上げが見送られ株価が上がった時に、本来ならば「利上げなし」で下がるはずのドル円がどうなるか、という点には難しさが残ります。

上下に揺さぶった後、結局は発表前と値と大差なく…というのが最もそれらしい可能性でしょうか。むしろ本番は株が落ち着いた頃の、その次のFOMCでしょう。(執筆者:大島 正宏)