今度は底堅いドル円、いったん120円以下に沈んだほうがいい?


1300円砲を受け、一時期はV字回復もあるのかといった感のあったドル円ですが、その後今度は再び株価の軟調で失速氏、現在は120円ミドルで落ち着いた動きを繰り返しています。

よくよく考えてみれば、日経平均が300円落ちというのは十分「崩落」と表現するに相応しい部類なのですが、最近の暴騰暴落で完全に市場も麻痺してしまっているのでしょうか、300円程度の下げでは為替に大した影響を与えていない状況です。

しかし、筆者はやはり120円のラインが、ひとつのドル円の分水嶺だと考えています。

現在も余韻が残り中のミニバブル崩壊相場で、ここを堪えられないようだと、完全に120円が蓋となり、117-119くらいでウロウロすることとなるでしょう。これは、1ドル80円だったころに、割れたが最後80円が凄まじい心理的・物理的な蓋になっていたことを思い出していただければと思います。

このまま年末まで行くといよいよ利上げが本格的に取り沙汰されるようになってくるでしょう。株価にまた波乱含みの展開が起きるでしょうが、利上げはドル円の上昇にとってはプラスです。125円台でウロウロしており、130円まで突き抜けた結果、日本政府からドル高円安懸念で介入を受けるよりも、今回の暴落相場で一旦120円以下に沈んでおいて再び125円を目指すくらいのほうが、結果的にドル円としても良かったのかも知れません。(執筆者:大島 正宏)