負けトレードこそ最高の財産 トレード日記のススメ


トレーダーなら誰しもが必ず経験する負けトレード。その負けトレードを皆さんは普段どのように取り扱っているでしょうか。

「過ぎたことはさっさと忘れて、酒でも飲んで気持ちを切り替える!」

もしかするとそういう方もいらっしゃるかもしれません。それはそれでひとつの考え方だと思います。

ですが、ひとつ注意しておきたいのは、人間は自分で思っている以上に忘れっぽい生き物であるということです。そして、一度忘れた過ちは何度も繰り返してしまう傾向にあります。その傾向はトレードにおいても同じように当てはまります。

かつて何年間もトレードで利益を上げられず、いわゆるブレークイーブントレーダーとして過ごした経験を持つある有名トレーダーがいました。あるとき一念発起し、それまでの自分のトレード記録を詳細に検証した結果、負けトレードに特定のパターンがあることに気がつきました。それからは二度と月単位で負けることはなくなったそうです。

トレードでなかなか利益を上げられていないという場合、無自覚のうちに同じ過ちを繰り返している可能性があります。「恐怖心からエントリーが遅れた」、「欲張りすぎて利食いのタイミングを逃した」、「損切りポイントをあらかじめ決めておかなかった」などはその典型です。

そのようなミスを繰り返さないためにオススメなのがトレードジャーナル(トレード日記)をつけることです。

日誌には、エントリーの根拠やエントリー価格、損切りの理由などを明記するようにします。そして、あらかじめ決めたルールに従えなかった場合、なぜそうだったのか理由も明記しておきます。トレード日記を見返してみて、それまで気がつかなかった自分のトレードの癖、特に負けトレードに共通する傾向を把握し、修正することができれば、トレードのパフォーマンスは劇的に改善する可能性を秘めています。

ぜひ、トレード日記を書くことを日々の習慣のひとつに加えてみてください。(執筆者:高橋 浩司)