人気ラーメン店の店主に学ぶFXトレードの極意


以前、全国展開する人気ラーメン店の店主がインタビューで経営の極意について尋ねられ、次のようにこたえていました。

「一口にラーメン屋と言っても、店舗によって客層や好みがまるで違います。だから経営者としては、まず第一にその店に通うお客の好みやニーズを把握することに努めなければなりません。自分の味を押し付けるのではなく、お客が求める味を提供することが大切なのです。お客に満足していただければ、利益は自然についてくるものなのです。」

この言葉は、トレーダーにとっても金言といえるものだと思います。

FXでトレードする通貨ペアは、それぞれ値動きに特徴があります。

例えば、ユーロドルならトレンドを形成しやすい、ドル円はレンジ傾向が強い、ポンド円はボラティリティが高いといった具合です。ただしこれはあくまで大雑把な傾向であって、その値動きのクセを把握するためには、一朝一夕ではなく、数ヶ月から数年単位のトレード経験が必要だと覚悟するべきでしょう。

しばしば、FXでは取引する通貨ペアを増やせばその分トレードチャンスが増えて利益が上げられるという言葉を耳にします。ですが、果たして本当にそうでしょうか。

ひとつの通貨ペアをラーメン屋に例えるなら、ひとつの通貨ペアで安定的に利益を上げられていないのに次の通貨ペアに手を出すというのは、一店舗目の経営が軌道に乗らず赤字なのに、2店舗目を出店しようとするようなものではないでしょうか

複数通貨ペアに手を出すのは、ひとつの通貨ペアの値動きのクセをつかみ、安定的に利益を出せるようになってからでも遅くは有りません。(執筆者:高橋 浩司)