テクニカル分析の基礎 サポートレジスタンス


トレード経験者であれば、サポートレジスタンスという言葉を一度は聞いたことがあると思います。サポートとは、安値がその価格で何度も下支えされえた価格に引いた水平線のことを指します。同様にレジスタンスとは、その価格帯で高値が何度も頭を抑えられた地点に描画された水平線のことです。

ある本では、テクニカル分析とは、チャートの値動きから群集心理を読み解くものだと表現されています。サポートレジスタンスは、この群集心理を如実に表した古典的なテクニカル分析のひとつです。

サポートやレジスタンスが機能するのは、トレーダーたちによって「この価格で頭が抑えられる」あるいは「この価格で安値がサポートされる」というコンセンサスが生まれやすいポイントであるためです。そのため、サポートラインであれば、安値がその水平ラインで何度も支えられたポイントほど信頼度の高いものといえます。少なくとも3回以上価格がその水平ラインで反発上昇(サポートの場合)していれば、信頼性のあるサポートラインだと言って良いでしょう。

逆に、極端な高値やヒゲなどは、ニュースや一部のトレーダーによる衝動的な行動によってつけられるケースがほとんどであるため、多くのトレーダーが注目するポイントにはなり得ません。よって、サポートレジスタンスのラインを引く際には、極端な高値や安値は敢えて無視するようにします。ちなみに、一度サポートやレジスタンスが破られると、サポートだったポイントは今度はレジスタンスに、レジスタンスだったポイントはサポートに変化するということが起こります。これをサポートレジスタンスの転換(サポレジ転換)などと呼んだりもします。以上です。(高橋 浩司)