頭とシッポはくれてやれ! ボラティリティの高い相場で真ん中を頂く


毎週長々とコラムを書いている私ですが、実は123-125円台にて長期でホールドしているポジションを持っている以外は、実は最近までほとんど市場へ積極的に参加していませんでした。もちろん、私自身がドル円メインで触っていること、そしてこれまで大きくドル円が動かなかったことも理由ですが、明らかに分かるとき以外、無理に普段から参入するようなものでもないと考えているのが理由です。しかし今は、ガンガン参入しています

現在のように、株式市場に大きくFX市場が左右され、ダウ先物を横目にみながら売り買いしていけばいいような時と、先日までのように何も材料がなくひたすら気迷い相場を形成している時では、明らかに相場の難易度が異なります。

例えば、1日50ppしか動かない相場と、1日200pp動く相場で10-20ppを獲ること、どちらが簡単でしょうか。言うまでも無く後者かと思います。前者は完全に市場を捉え切らないと無理ですが、後者は波に乗りさえすれば、そして運さえ悪くなければ、まず掠め取ることが出来ます。

基本的に今の戦略は、リミットを決めてトレンドフォローする順張りです。

例えば9月1日ですと、日経平均が600円落ちでクローズした時点で、ドル円は120.45と安値近辺をうろついていました。この時点でダウ先物は前日比-1.3%で、ドル円と同じく安値近辺をうろついていたので、流れが急に一変しない限り、まずダウ先物が下がり続ける流れは変わらないだろう、と踏んだわけです。

120.00より下はブ厚い壁と、ストップロスがかなり混在しており、破れれば勢い良く暴落するが、そう簡単には破れないだろうと考え、売りで入ると同時に120.08でリミットを入れました。08に入れたのは、.0-10圏内は防戦買いの勢いが強まる圏域なので、120.00までガメつく取り切ろうとするのはリスクだと判断しました。

その後私は市場に張り付くこともなく、野球を見に行き、プレイゲーム前に自動的に37pp獲得出来ていました。結果として、その後ドル円は119.60台まで一気に落ち、最終的には明け方に119.2台を示現することとなったわけですが、特に悔しいとは思っていません。なぜならば、リスクとリターンを天秤にかけたとき、120円台でカットするのが一番得策だったからです。

市場の格言に「頭とシッポはくれてやれ」という言葉があります。上から下までキッチリと獲ろうとせず、真ん中だけを頂け、という意味です。ボラティリティの高い今の相場であれば、おいしい真ん中だけを頂くのは初心者でも簡単に出来るので是非試してみてください。(執筆者:大島 正宏)