ドルトルコリラ市場最高値爆進中突き抜けたところが売り場か


6月7日に選挙を終えたばかりのはずのトルコでは結局連立内閣が成立できずに10月以降に再度解散総選挙となりそうでドルトルコリラは大幅に買いあがる状態となっています。

ここ7年でみても最高値更新中で、これは対ドルで3.0を突き抜けるのも時間の問題となっています。しかしトルコリラは日本人投資家の買いがあるのか現状では思ったほどさがっていない状況です。

いいところなしのトルコリラ

国内ではシリアとの国境でISISとの戦闘が頻発していますし、中国の元切り上げの影響ももろに受けている中で連立内閣失敗となっていることからほとんどいいことがないのがトルコリラとなっています。

ただ損値で買えばスワップを含めて結構儲かるチャンスもあるため、どこまで対ドルベースでは売られていくのかが大きな注目点となります。

いまのところでもかなりいい線にきてはいますが米国の利上げが決まればもう一発突き上げを食らうことは間違いなさそうなので、そのタイミングでドルトルコリラは売って見るのも面白い状況になってきています。新興国通貨は中国の切り下げ以降かなり通貨安に誘導する動きをとっており、この先もこうした動きが続く可能性が高くなっています。この領域も当面目がはなせない通貨ペアとなりそうです。

トルコリラ円はまったく流動性のない通貨

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ドルトルコリラというのは基軸通貨との組み合わせであるため多少は流動性がありますが、トルコリラ円は市場参加者は日本人に限られ、しかも100人中100人がみなスワップ狙いというきわめて流動性の低い通貨ペアになりますので、何かの拍子に下がり始めると止め処もなく下落することになるので本当に注意が必要です。

FX関係者の中には長く持つなら関係ないという発言をする人もいますが、原資がなくなりかかって関係ないわけはないわけでエントリータイミングは十分に気をつけることが必要になります。次回の選挙結果とドルの利上げのダブルパンチで大幅下落になったときが大きなチャンスです。(執筆者:坂本 博)