中国人民元切り下げで豪ドル円ダブルボトム大破 さてこれからどうなる?


国内はお盆入りでほとんど相場も動かないとタカを括っていた最中にやってくれました中国人民銀行~いきなり人民元1.9%の切り下げです。これで最も大きな影響を受けたのは豪ドルで豪ドル円はここのところの下げを戻してダブルボトム完成かと思われた矢先のこの報道で見事に大破となりました。

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この発表以降クロス円は全体に円高傾向がありドル円もそれに押される形での動きとなっていますが、ドルが全般に買われていることから11日のロンドンタイムで一旦つけた125円台をさらに上値ためしに動く可能性が高くなってきています。

ただ上値の幅もそれほど用意されているわけではないですし、本邦勢のお盆休みのリーブオーダーもそれなりにあるはずですから青天井というわけにはいかない可能性が高いですが、126円台のオプションを買っているヘッジファンド勢にとっては高値売却のためにも接近させたい思惑があるはずで126円に近いところまで試しに行く可能性はありそうです。

人民元切り下げで何が起きる?

さて問題は人民元自体の問題です。この時期に対ドルで1.9%も切り下げるということはそんなに国内情勢が厳しいのかという疑惑の目でみられるきっかけとなることが考えられ、米国の利上げも近いことから中国からの資金の引き上げが起こる懸念がではじめています。仮にドルへとシフトすればドル円は上昇しますが、資金が米国債券に流れ込めば債券安からドル安円高も考えられ、この影響は一元的には語れない状況となっています。

またせっかく戻しかかった豪ドルは円に対してもドルに対しても安値に動くこととなり、サポートラインを再度確認しにいくことになるのではないでしょうか?

中国人民銀行もけっこうむちゃくちゃな政策をやりはじめているように見えますが、金融抑圧と中央銀行バブルで株価を押し上げ円を切り下げているどこかの国の政策と箇条書きにしてみるとあまりかわらないというのは外資系投機筋の見方のようで、日本の中央銀行バブルの終焉も気にする時期にさしかかってきているかもしれません。(執筆者:坂本 博)