はやくも次のトリガー待ち? イエレン氏の証言内容に注目


さんざん市場を振り回した中国市場の経済指標(小売売上高、鉱工業生産)が予想を上回り良かったこと、日経平均が続伸していることなどから、ドル円もここ数日は落ち着きをみせています。

しかし、果たしてこの小康状態は続くのでしょうか。注目となりそうなのが、15日(日本時間16日)に行われる、米下院でのイエレンFRB議長の証言です。

イエレン氏はここで半期に1度の金融政策に関する報告を行う予定ですが、利上げを粛々と推し進めていくのか、いったん留保を促す旨を述べるのかで市場の注目が集まっています。

金融政策の議会報告は、押し並べてこれまでの発言の再確認であるため、目新しいものはなさそうですが、これまで市場の予想以上に「ハト派」色を示してきた同氏であるだけに、利上げに前向きな姿勢をひとたび見せるや、株価や為替相場に大きな影響があることは間違いないでしょう。

こういった特になにも材料らしいものが無い時こそ、ちょっとしたことが材料にされやすいのも事実。先日も、ツイッター社が買収されるという偽ニュースサイトが作られ、株価が一気に釣り上がってしまう事件が発生しましたが、市場が材料に飢えているときほど、急激な変動には備えておきたいものです。(執筆者:大島 正宏)