ボラティリティの高い相場には手を出さないのがFXで長く生き残る鉄則


為替相場もここへ来て各通貨ペアでボラティリティが猛烈に高まっています。こうした相場はやり方次第では確かに大きな利益を確保できる大チャンスと見ることができます。

実際このサイトのコラムひとつとってみてもこれを好機としてさまざまな売買戦略を繰り出してきて積極的に開示されているコラムニストの方が存在するわけで、トレーダーが各自自己責任で行っている以上、特にそれを否定するつもりもありませんが、個人的な経験に基づくと、ハイボラティリティで得られた利益は、同じくハイボラティリティに消えていく可能性が極めて高く、歯止めもかけにくいためできるだけこうしたタイミングでは売買をしないように心がけています。私は次のような自主ルールを決めています。

1日に5%を超えるようなボラティリティを示現する相場に影響を受けるときはやらない

これはまさに現状における上海相場の話で、プロの金融業界のアナリストはご商売でしょうから上がるか下がるのかの見通しを書くのも予想するのも仕方ありませんが、個人の投資家としてはそんなことをいくら占ってみてもほとんど意味がないと思っています。問題はFXを少なくとも博打にしないことで、5倍であれ25倍であれレバレッジをかけている以上1日に5%以上変動する相場の影響を受けているときには市場にエントリーしないのが鉄則です。

不確定な要素で構成される相場は不毛な占いをしない

特に政治判断が絡むような相場の上下については、いくら事前に占ってみてもほとんど意味はありません。要人発言とヘッドラインのニュースフローで乱高下する相場などは事前に想定できるものではありませんから、個人の予想による逆張りはその投資リスクの最たるものといえます。リスク相場はオーバーシュートするケースも多いため、基本は順張りでついていくのが鉄則です。

主要国が過剰なQEを始めて以来、市場には多くの資金が潤沢に回遊しているものの、特定の相場は流動性がなくなっており、リスクの発生で一方方向へ大きく動く傾向があります。債券相場におけるジャンク債の最近の動きや実需の伴わないクロス円相場でのスワップ狙い資源国通貨の大幅下落などはそのいい例で、実はいざとなると売るに売れない市場というものがかなり多く示現する傾向があります。私は動きを確認してから順張りでついていけない限り手は出しません。(執筆者:坂本 博)