ジワジワ下げ止まらないドル円、こういう時の鉄板戦略


日経平均先物は600円超下げ、19700円台に突入しました。これに呼応するかのようにドル円も121.5まで下落しましたが、正直なところニューヨーク市場開始前時点では、まだまだ落ち方が緩いといった印象です。

もちろん1円近く落ちているわけで、規模から言えば大幅下落であることには変わりないのですが、淡々と値を切り下げ続けているばかりで(いわゆるジリ下げ)、これ!というスピード感のある突発的な下落がありません。必ずどこかで「止まらない下げ」が来るはずです。これが来てはじめて、相場は反転します。

こういうなにもないジリ下げばかりが続く場合、よくあるのが、日本人が寝静まった頃の3ー4時に起きる「仕掛け」です。この時間帯は、日本人トレーダーを狙い撃ちしている、という側面も確かにあるのですが、何よりも、ニューヨーク市場のクローズに向けて、だんだんと商いが薄くなるので、値を簡単に飛ばすことが出来るのです。実例としては、東日本大震災が起きたあと一気に81円前後から77円まで落とされた、ドル円が記憶に新しいところです(その後各国が協調介入)。

大体これまでの傾向としては、一日中下げ続けた挙句、世界最大の市場であるニューヨーク市場が始まっても、ダウ先物が不調なようだと、どこかで「下げの本番」が訪れるのは間違いありません。これを利用して、売りで入っておき、日本市場オープンと共に決済するという戦略を取ると成功する場合が多いです。

ちなみに今回、日本人の個人投資家は、昨今「ミセス・ワタナベの売り」というフレーズが流行ったように、幸いにも(?)ドル円を売り持ちにしているため、大きな実害を被るということはないでしょう。むしろ久々の120円割れを拝む大きなチャンスでもあります。120円割れから買いで入るか売りかで入るかはみなさん次第ですが、ひとまずこの中国市場崩壊ネタを大きく利用したいものです。(執筆者:大島 正宏)