ギリシャに目を奪われていたらウクライナも~7月デフォルトか?



画像出典 ハフィントンポスト

ゴールドマンサックスのアナリストが公表している情報によるとウクライナが7月にも デフォルトになる可能性がでてきているようです。ウクライナは現在700億ほどの債務を抱えていますが、ゴールドマンの予測では7月24日にその利払いの期限を迎えることになり、これが履行できないことからデフォルトに陥るとしています。

ウクライナデフォルトで痛手を被るのは?

このゴールドマンの指摘のようにウクライナがデフォルトした場合、最大の債権者はロスチャイルド財団で、その次に登場するのが約3600億円を回収できなくなるロシアといわれています。すでにウクライナでは6月1日に対外債務の支払いにモラトリアムを導入できる新法が成立しており、この新法が2016年7月1日までのモラトリアム導入を可能にするとしています。

特に、2013年にロシアが購入したウクライナのユーロ債30億ドル(約3600億円)に、適用される可能性が高くなっているのです。ロシアは、国際法廷闘争を決めるなど、債務の回収に努めようとしていますが、自国の経済も決して調子のよくないロシアにとっては余分な負担であり、さらにユーロ圏も影響を受けることは必至となりそうな状況で、みなでギリシャに気を取られていたらウクライナのほうが先にデフォルトしてしまったということにもなりかねない状況です。

小国なだけに影響は限定的とはいうものの、経済的変化が足音をたてて四方八方から突き進んできつつあることを感じさせる状況で。ユーロにとってプラスの側面にはならなさそうなネタとなりそうです。(執筆者:坂本 博)