ファンダメンタル分析とテクニカル分析、どちらが良いのか?


FX取引をする上で何を材料に売買するのか。これは投資家全員が考えていることだと思います。

一般的に取引手法は、景気動向などを材料に分析をする「ファンダメンタル分析」とチャートをもとに分析をする「テクニカル分析」の2種類あります。実際にどちらの取引手法が勝ちやすいのか、どちらが読みやすいのか、意見が分かれるところだと思います。ではそれぞれの違いを見ながら考えてみましょう。

ファンダメンタル分析とは

ファンダメンタル分析とは、景気動向や各国の政策金利などを材料に相場を予想する取引手法です。最近では、アベノミクスによる円安やスイスの無限介入撤廃などで相場は大きく動いています。

ファンダメンタル分析の利点は、長期的に見ると相場がどちらに動くのかを予想しやすい点です。アベノミクスによって円安に動くであろうことは誰でも予想できたと思います。

また、雇用統計や政策金利発表、GDPなどの重要な経済指標によっても相場が大きく動く可能性があり、指標発表はあらかじめ日時がわかっているので準備しやすい点も挙げられます。

反対に、短期的なトレード、例えばデイトレなどには不向きです。特に指標が無い場合、1時間後、3時間後相場がどちらに動くかは材料が無いため判断できません。あくまでも、半年後、1年後などのある程度長期的なトレードをする方向けになります。

テクニカル分析とは

テクニカル分析とは、チャート分析とも呼ばれチャートをもとに相場を予想する取引手法です。

チャートは誰でも見たことがあると思いますが、移動平均線で下値を予想したり、三角持ち合いによるトレンドの予想、ストキャスティクスなどが有名な手段です。

テクニカル分析の利点は、景気動向などの漠然とした材料と違い、過去の実績などをもとに取引できる点です。より理系的な考え方ですが、テクニカル分析を極めると一時の感情に左右されずに取引をすることができます。

反対に、大震災などの予期せぬ局面では大きく損をする可能性が高いのも事実なのでチャートを完全に信用するのは危険です。どちらかというと、デイトレなどの短期トレードをする方向けの取引手法になります。

ファンダメンタル分析とテクニカル分析のどちらが勝ちやすいかという議論は常にされていますが、実際にはどちらの取引手法も取り入れることが一番勝ちやすいのでないかと思います。ある程度長期的なトレンドはファンダメンタルによって判断し、直近の短期的なトレンドはテクニカルで判断する、というのが有効だと思います。

また、景気動向といっても世界情勢を全て把握することは無理ですし、チャートにおいても必ず当たるとは限らないので、いろいろ試してみて自分がこれだ! という手法を見つけて取引をすることが一番です。ひとまずいろいろな組み合わせを試してみてはいかがでしょうか?(執筆者:山本 健吾)