ついにやってきた中国の株価暴落&ギリシャ離脱懸念


ドル円は100pp近くの下窓からスタートしました。中国がネガティブ材料として扱われる可能性があること、そしてドル円が再び株価に連動を始めていることはこれまでもお伝えしましたが、まさにその懸念が週明けから早速現実となった格好です。

上海の株価は昨日1日で6%もダウン、日経平均もつられるように600円近くの下げ幅を記録しました。加えてギリシャがEUから離脱する可能性がいよいよもって現実味を帯びてきたことも、市場の恐怖を煽るという点では一役買いました。こちらは、以前のギリシャショックと違い、欧州の銀行はすでにギリシャ債を処分しているため、実際はそこまで恐れるような話でもないと思うのですが、うまいタイミングでパニック相場の燃料となってしまいました。

しかし、これだけの株安を顕示しておきながら、ドル円が100pp前後の下げで済んでいるというのは、ある意味、しっかりとドル円が買い支えられていることを意味します。これをどう見るかはそれぞれの考え次第ですが、筆者はこういった買い支えはパニック相場が続けば続くほど、凄まじいエネルギーで下落を起こすトリガーになると考えています。なぜならば、これらの買い支えも結局のところは、どこかでストップロスを入れているわけであり、下げに耐えられなくなれば、どこかでカバーせざるを得ないからです。

これだけの世界同時株安を起こしておきながら、VIX(恐怖指数)が未だに16程度であることを考えると、まだまだパニック相場は続くと考えています。ひとまずはダウの動き次第でしょう。(執筆者:大島 正宏)