想像以上に損失を抱える債券投資プレーヤー 今後大きな巻き戻しの動きに注意


債券市場の規模というのかなりラフに計算しても世界の株式市場の倍以上であり130兆ドルを超える規模ともいわれます。したがって金利が一か月以内に1%上下したりすると飛んでもない金額の損失が出る規模となっているのです。

ほぼ米国が全体の25%、日本が12%程度、欧州圏もほぼ日本と同じか若干上回る規模というのが構成比になっているのです。

この間メディアの報道などでは一息なとどという気休めの内容が踊っていますが、実はかなり損失を抱えてこの6月末の半期決算ではすべてほかの投資との相殺ができていないところが結構あるという噂もしきりに聞こえてきます。この損失関連で今後夏にかけてさまざまな巻き戻しが起きる可能性がでてきています。

ドイツ銀行の様子がおかしい


画像出典 WSJ

6月に入ってドイツ銀行トップ2名が表向きは株主の圧力に抗しきれずさっさと辞任することとなっていますが、巷ではドイツ国債金利の乱高下で当事国の銀行として損失を抱えているのではないかという話もではじめてきています。

ご存知のようにユーロがなんとか支えられているのはドイツあっての話ですから、ここでドイツの民間銀行がデフォルト騒ぎでもおこせばえらいことになるのは間違いない状況です。

外から見ているとたいした話に見えない債券金利の暴騰というのは実はかなりシリアスな状況になっているといえるのです。このあたりの動きは今後の為替の兆候を探る上でも気をつけていきたいところです。(執筆者:坂本 博)