6月末はユーロのレパトリ需要による対ドル、対ポンド上昇に注意が必要


日本では4月~3月の決算が殆どですから、6月末というのは半期末という印象がないのですが、欧米の企業は殆どがカレンダーイヤーで決算をしているところが多いので、この6月末はユーロに関してはLONDON FIXにあわせてユーロ買いドル売りのフローが大きくでることに注意が必要となりそうです。

とくにこの4月から債券金利が上昇して、金融機関をはじめヘッジファンドなどで債券を扱っている連中は想像以上に大きく損失を抱えているため、その穴埋めのためにあらゆるものを売っては自国通貨に戻して本国にお金を供給しなくてはならない事情が鮮明になっています。

ある筋に言わせればこの6月末はヘッジファンドの45日ルールどころの騒ぎではないぐらいのこうしたレパトリ需要が出る可能性があるとも言われていますので、ギリシャの決着のつき方しだいでもありますが、実需のフローが一時的にユーロを押し上げる可能性についてもある程度想定しておく必要がありそうです。

金融機関以外にも通常の実需筋のユーロ買いは出やすくなりますのでユーロドル、ユーロポンドについては要チェックのタイミングが近づいているといえます。具体的にはこの26日や週明けの2日ついては十分な注意が必要となりそうです。 (執筆者:坂本 博)