FOMC2015年メンバーのうちのハト派、タカ派勢力図とは?


FOMCの見通しを予測する際に重要となるのが投票権をもつメンバーのハト派、タカ派の勢力図になります。このFOMC(連邦公開市場委員会)ではご存知のように金融政策が決定されます。

会議にはFRBの全理事と全12地区の地区連銀総裁が出席しますが、実際に投票権をもつのは、現在5人のFRB理事と、5地区連銀総裁の計10人だけとなるのです。ここでややこしいのが投票権をもたない連銀総裁が結構メディアにいろいろな意見を言うのですが、実際のFOMCの決定には外郭的影響しかあえていないということです。

そもそもハト派、タカ派の定義とは・・

もともとハト派だタカ派だといういい方は政治用語で、ハト派=穏健派、慎重派、平和主義者もしくは集団を指し、タカ派=強硬派、戦争など武力を辞さない強硬的な政治信条をもつ人、または集団を指す用語です。殆ど架空の事態を想定して集団的自衛権を憲法解釈を変えて無理やり成立させようとするどこかの国の政権メンバーなどはタカ派そのものということになります。

このハト派とタカ派が、経済、とりわけ金融政策の分野になると、ハト派は景気に対して慎重な見方をし、景気がよくなっても慎重になるため、利上げ反対派の中心的存在となります。金融緩和を行っている状況では、緩和の継続派になります。一方、タカ派は、景気に対して強気な見方をするため、景気がよくなるとインフレ懸念から、利上げや金融引締めに積極的なスタンスになります。

FOMCの勢力図

2015年に投票権をもつ人たちのハト派とタカ派の勢力分布は、現在以下のようになっています。

この投票メンバーがFOMCで公表されたドットチャートの一体どこに投票しているのかを類推するのもFedウォッチャーと呼ばれるアナリストの仕事になるというわけです。

各メンバーの発言でバランスをとるFRB

気をつけなくてはいけないのは、イエレン議長がハト派的発言をするときには、必ずほかの地区連銀の総裁がタカ派発言をしたりして意見にバランスをとっているということです。特に投票権を持たない人間ほど強行発言をすることが多く、いろいろな意見をメディアに発振することで株価と為替のバランスをとったりしていることも多いことには注意が必要です。、またFOMCが近づくとブラックアウト期間といってこのFOMCで投票家を持つメンバーは何も発言しなくなります。

投票メンバーで大きな影響力を与えるのはフィッシャー副議長


(出所:http://infographicsmania.com/mit-brains-run-the-worlds-economy/)

このメンバーの中でもっとも他のメンバーに影響力を与えているのがスタンレー・フィッシャー副議長です。この人物は昨今の世界の中央銀行要人のMIT学派の人脈の中心にいる存在であり、非常に大きな影響力をもっています。ただ、メディアにはもう1人のフィッシャーがよく登場してタカ派発言をくりかえします。それがリチャード・フィッシャーダラス連銀総裁の存在です。この二人は別人ですからどこのフィッシャーの発言なのかについてはよくチェックしておく必要があります。(執筆者:坂本 博)

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