トレンドが発生しそうなユーロドル相場


ここのところ為替市場ではユーロが中心となって相場を動かすようになっています。その大きな理由がドイツの国債金利の再上昇です。

6月3日のECB理事会後の記者会見でドラギ総裁は資産買い入れプログラムが順調に機能しインフレ率も0.3%に上方修正し、成長率見通しが2015年で1.5%となり、かなり景気回復が進んでいることを明らかにするとともに、市場はボラティリティの高い時期に順応する必要があると述べたことから、ドイツ10年債金利は一気に0.897%まで上昇し、その後も1%を越える勢いを見せています。

これがユーロを対ドルで大きく押し上げる結果となっており、またしても1.15に近づく上昇局面が訪れようとしています。

対ドルで1.15を明確に超えれば明確な上昇トレンド発生

ユーロドルの1時間足でエンベロープの13時間平均をみてみますと、エンベロープの0.3%超まであとわずかで、このまま上昇を果たせば明確なトレンドが発生しそうな気配で、標準偏差も非常にわかりやすいきれいな弧を描いているのが見て取れます。ドル円の上昇がけん制されているだけにユーロドルに明確なトレンドがでれば1.2方向に結構戻ることも視野に入れておく必要がある状況となってきています。

ただ前回も五月に1.15の手前で振り落とされていますので、これを超えるかどうかをしっかり見極める必要がありそうです。既に1.14の手前まで戻していますのでこれを超えるかどうかみてからポジションをとっても遅くはなさそうです。(執筆者:坂本 博)