大幅に良化した雇用統計だが、そろそろドル円は限界?


雇用統計は、予想が22万人だったところを28万人と、市場の想像以上に大幅上ぶれになりました。失業率こそ悪化したものの、このポジティブサプライズによって、ドル円は一気に1円超上昇し、125.8を示現することとなりました。さて、金曜日は125.6の高値圏で引けましたが、こういう時月曜朝一は決まった動きをするって御存知でしたか?

高値引けは月曜日に市場が開くと、まず間違いなく大きく利確売りによって値を落とします。安値引けした時は反対に、大きく上昇する場合が多いです。したがって大きく動いた金曜日の翌週は、月曜日でトレードできる状況になったら、逆張りで反対ポジションを採るだけでほぼ利益が出ます。

例えば実際に今日の動きを見てみると、125.6でほぼ窓もなくオープンした市場は、見事125.3台まで値を落としました。もちろん、これは東京市場での株価が低調だったからというのもありますが、もともと反対売買が好きで弱気なムードになることの多い東京市場の「クセ」も、ドル円の下げに一役買ったことは間違いありません。

また余談となりますが、G7でオバマ大統領が、ドル高に対して牽制発言したという事実も、ドル円の先行きを考えるうえで重要です。上値は重くなっていくでしょうが、アメリカが牽制したとなれば、日本政府側のドル円に対する見方も変わってくることは間違いなく、今後は良指標とドル高牽制の「挟み撃ち」となりそうですね。(執筆者:大島 正宏)