ドテンする勇気・耐える勇気・本当に重要なのは


みなさんは想定していたものと全く異なる動きが起きてしまったらどうしますか?

私はまさにこれを体験しました。今日は失敗談を語りたいと思います。

これまで私の記事を閲覧されている方は十分ご存知かと思いますが、私はドル高がこれ以上続くことに対して、かなり懐疑的です。

細かい理由は割愛しますが、平たく言えば、「上げすぎた」といった一言に尽きるでしょうか。というわけで、ドルが大きく買われるような局面では、ひたすらドルストレートの買いやドル円の売りを推奨していたかと思います。宣言した通り、豪ドルは500pp以上獲れましたし、ドル円も戻り売りだけでかなりの益を出していました。

しかし、5月19日に発表されたアメリカの新規住宅着工件数は24年ぶりの高数値、RBAがさらなる豪ドル安を要求、ECBがマイナス金利を示唆でユーロ暴落、イギリスの指標激悪でポンドも暴落という、ドル高鬼コンボを喰らい、ドル円はあっという間に100pp上昇。さすがに深夜になると、明日のFOMCも意識され、一端動きは止まるかと思いきや、今度は日経の上昇につられて121円をトライ。

ポジションの巻き戻しがある程度あることは見越していたにせよ、FOMC直前にこれほどのドル買いが起きるとは全く想定していませんでした。かくして119.80台の売りで70ppほど担がれ120.5の時点で、久々に大規模なロスカットを行いました。値動きの荒いユーロや豪ドルである程度損失はカバー出来ましたが……。

結果的には121円まで行ったのですからドテンした方が良かったのかも知れません。

もしくは耐えていればFOMCは下方向攻めがほぼ確実視出来るため、どっちにしろ明日の朝には助かっていたのかも知れません。

しかしFXで真に重要なことは、読めもしない展開のなかで苦しみを味わうことでは無いと思います。読める状況下で、平常心・気持ちの余裕・客観視、こういったものを如何に維持するかが勝ちへのリズムを作る上で大切だと、私は常々思っています。

冷静になって気持ちを落ち着けてから121円で再び売り込んでみました。この記事がアップロードされる頃には、結果が出ているかも知れませんが、さあどうなるでしょうか。(執筆者:大島 正宏)