FOMCは見通しがどのようにトーンダウンするかに注目! ドル円に動きはあるか


20日に行われるFOMCに注目が集まっています。利上げがないことはもはや確定的ですが、一体どの程度景気の先行き見通しが下方修正されるのかどうかが焦点となっています。

5か月連続で鉱工業生産がマイナス、ミシガン大学景況指数も大幅低下、雇用統計も小売売上高も予想鵜を下回るとあっては、アメリカ経済に良い箇所を見つけろというのが無理な話です。失業率は一貫して改善してはいるものの、これは労働参加率自体が低下しているため、FOMCでは参考とされていません。

前回のFOMCでは、景気の腰折れが「季調的なもの」であるという見解でしたが、4月になっても依然として改善されていないことを、一時的なもので終わらせるには無理がありそうです。となると、まず目立つ犯人は、ドル高でしょう。

かねてより、製造業の勢いを削いでいるのはドル高だという、ドル犯人説はアメリカで叫ばれているだけに、何とか説明をつけたいために、高値のドルにケチがつけられる展開も高そうです。

また利上げに関しても、5月18日にはハト派のエバンズ総裁が、「無理に利上げを急ぐ必要はない」、「年内は利上げしなくともいい」などとチクリ。

6月が9月、9月が年内と、いつ利上げされるのかどうかは様々に議論されてきましたが、ここにきて年内ですらないという可能性が浮上するとなると、ドルの頭は相当程度に抑えられそうです。それだけに、全く動きを止めたドル円ですが、FOMCで一気にどちらかへ始動、という可能性は高そうです。(執筆者:大島 正宏)