ゴールデンウィークに円高って本当なのか? 過去7年を追ってみた


いよいよゴールデンウイークも連休に突入していますが、例年この時期には円高アノマリーのことが語られます。そこで昨年までの実際を確認してみました。

長く分析する手もありますがリーマンショックが起きた2008年から昨年までの状況がもっとも参考になるためこの7年を見ています。すると2013年を除き、見事なぐらい円高に動いていることがわかります。もちろんそれぞれに理由がある年も存在しますが、なんとなく円高になっている年も見られ、確実なのはGWの後半に下げがきつくなることです。

一定の仕掛け売りが出ている可能性は否定できません。アベノミクススタート時の2013年だけは例年と動きが違い一転3円以上の上昇となっていますが、喜んだのもつかの間で、5月23日のバーネンキ前議長による量的金融緩和終了の発言で株と一緒にいきなり暴落することとなっています。

今年はさしたる理由もないままにドル円は120円台にのせてゴールデンウイークを迎えることとなりました。発射台が高くなった分飛び込む先も深く取れそうな嫌な感じですが、米国の企業決算も予想を下回るところが多く、ドル高けん制がいよいよ本格的に始まっていること、日本の株価も企業決算頼みですが、アナリスト予想のような15%増益といったレベルには到達しないようで、5月8日東証はSQを控えていることから株価が一段先物中心に下押す可能性が考えられ、ドル円も追随する可能性があります。

また同じ8日には米国の雇用統計あることから、連休明けにまた下げている可能性が高そうな状況です。

4月最終週ドル円は下げても118.50円になにかが潜んでいたようで、それ以上の下げはありませんでした。しかしPKOも日銀も基本的に本邦の金融機関投資でしか売買をしない性格上このGW期間は下げ局面にどこからも援護射撃がないのが大きな特徴であり、上に挙げることよりも下押しのリスクを心配しておいたほうがやはりよさそうな雰囲気となっています。 (執筆者:坂本 博)