相場をギャンブルとして取引するトレーダーは早晩市場からいなくなる


日銀の政策決定会合は予想どおり無風で終わりましたが、なぜかアルゴリズム主体で動く為替相場はお決まりのドル売りで反応しました。

それよりも影響が大きかったのは日経平均で、わけのわからない某参議院議員の発言をそのまま鵜呑みにしたのか金融緩和期待で日経平均を買い上げた向きは完全に損きりを余儀なくされ、後場の後半から大きく値を下げることになりました。

おそらく1万9000円が割れるところではまたストップロスがついてかなり大きく下げることになるのではないでしょうか?

相場をギャンブルと考える人ほど大きな損失を出す

為替を含めた金融相場をギャンブルだと公言するひとがいます。確かにギャンブルで言えば無印の馬が急にダービーで優勝するということもありますが、果たして為替はそれと同じかというのが大きな問題となります。

これをギャンブルとして扱えば日銀の追加金融緩和のほうに10%しか可能性がなくても賭けることは可能ですが、実際にファクトベースと政治的な諸事情を考慮すれば、このタイミングに10%のほうに賭ける必要はないわけで、半年とか1年とかいったタームで売買を考えた場合、しっかりとした判断の元に売買をしていればまったくギャンブルではなく実現益を確保できると個人的には強く思う次第です。

リスクと負けは伴うものの慣らしてみれば必ず儲けられるのが相場

今年もおかげさまで昨年10月段階に買いで仕込んだ様々な金融取引を4月末段階で利益確定することで大きな利益を確保することができました。しかし私はこれを一度もギャンブルだとは思っていません

もちろんリスクテイクに対するリスクヘッジはそれなりの方法を駆使して行っていますが、車を運転するときの任意保険のようなもので投資ではリスクを最小限に抑える方法はしっかりと残されているのです。

最近、為替はギャンブルに過ぎないと豪語していた数人のトレーダーが残念ながら市場から去っていくのを目の当たりにしました。これだけ利益を出しやすい相場状況であってもギャンブルととられると結局資金を失う確率とそのレベルが非常に高まることになってしまうのです。しかも必ず損失が巨額になるのがこうした退場者の共通する特徴です。

ギャンブル的要素を排除することこそが利益への道

ひとさまの発想にまでとやかくいう権利も必要もありませんが、結局相場はギャンブルでちっとも儲からないと言われる方は半年なり1年なりの取引履歴をよくチェックしてみるといいのではないでしょうか?

思い込みや世間の評判などでさしたる裏づけもなく相場を張って損失を出していませんか?

まさにこうした部分がギャンブルになってしまっているのです。こうしたディールを取り除くだけでギャンブル的な損失は大きく減らすことができるということを自分の過去のトレードをみていまさらながらに実感させられた4月末でした。 (執筆者:坂本 博)