マネックス証券が導入したTradableを使ってみた


昨年秋、さっさとMT4のサービスを打ち切ってしまったマネックス証券がユーザー向けに新しいプラットフォームを導入したことが話題となっています。4月21日に六本木ニコフファーレでこのTradableの発表が行われ、証券会社がニコファーレを利用するというところも話題になっています。

Tradableはデンマーク製のFX取引プラットフォーム

Tradableは、その名のとおりデンマークのトレーダブル社が開発・提供しているプラットフォームで、世界的には既にいくつかのOTC・FX業者が導入を果たしているサービスとなります。

このプラットフォームの最大の特徴は、一つ一つの機能をアプリとして提供していることで、通常ですとインストールされたプラットフォームから一部の機能を外だしにして表示するということが多いのですが、同社のアプリは完全にファンクションベースになっているところが非常に面白い構造になっているのです。

マネックス証券の松本大氏がまるでレゴのようだと表現しているように、たしかにブロックのような、分けた使い方ができるのは、限られた液晶表示スペースで、ほかのことをしながら為替の価格や売買も常に表示しておきたいと思うユーザーには最適なものということができます。

マネックス証券では、このデモ口座を利用したFX取引コンテストやアプリアイデアコンテストも開催中ですから、この時期にためしに使ってみるというのも面白いと思われます。

取引条件そのものはすばらしくいいわけではないのが残念

取引プラットフォームがフレキシブルで面白いのは実に結構なことですが、マネックスFXの取引条件を見て見ますと、注文数量に応じてスプレッドが変化するものの、国内の個人投資家が多く取引するドル円やユーロドル、豪ドル円、NZドル円などはお世辞にも狭いスプレッドとは言えず、MT4の時の名残がそのまま残っているような印象を受けます。

少なくともこの会社の取引条件はスキャルピングには向かないのではないかというのが率直な印象で、Tradableでせっかく利用しやすいようにしていても一体どういう取引に使えるようにしているのか?いまひとつよくわからない部分もあります。

マネックスの場合には含み益の出ている株式を担保にして、その金をFXの証拠金として利用するという若干綱渡りではありますが、わらしべ長者的な資金運用ができるところは、通常の店頭FX会社と大きく異なる部分ですし、株式市場や債券市場の情報がとれるところと株や為替で証拠金の移動をせずにシームレスに利用できるところは大きなメリットといえます。

したがって金融投資のどの側面をもっとも大きく評価するかによって、マネックスに対する見方も結構異なるものになるのではないかと思われます。(執筆者:坂本 博)

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