ドル円の動きを読むのに適しているものは? ドルストレートに注意せよ!


以前ドルと原油の動きに逆相関があるというお話をしましたが、最近のトレンドは専らドルストレートとドル円の綱引きです。逆に日経平均とドル円の連動は殆どありません。水曜日も日経平均は先物、現物ともに20000円を大幅に超えましたが、ドル円は微動だにせず。むしろ下がろうとすらしていました。

これにはシカゴ筋のポジション比率が3週連続でかなりの円買いに傾き始めていることや、本邦輸出勢の需給が久々に円の「買い越し」となったこと、幾つかの著名ヘッジファンドがドル円の売りをポジショントークとして宣言し始めたこと、本邦銀行勢などが利確の売りを浴びせ出したことなどから、相当程度上値追いの勢いが削がれていることが推察出来ます。

逆に目立つのが、ドルストレートのドル売りに引っ張られる形での下げです。ユーロドルやポンドドルが乱高下を起こす度に、ドル円も控えめながら連動する動きが頻繁に見受けられます。

ということは、ドル円トレードの指標として現在みるべきは、ユーロとポンドの動きでしょう。ギリシャネタに以前のギリシャ危機の時ほどユーロドルが反応しなくなったことや、利下げ発言で突発的なドル買いはあるかと思いますが、基本的にはユーロドルをはじめ、どのドルストレートも一時的な踊り場から反発する局面にあることは念頭に置いておいた方が良いでしょう。(執筆者:大島 正宏)