ついにドル高のリバウンド開始か、ドルインデックスを要チェック!


 これまでに何度も短期的にこれ以上のドル高へコミットすることへの危険性を指摘してきましたが、いよいよドルの大調整が始まったようです

 想像以上にドル高で深刻なダメージを受けているアメリカ経済の失速をきっかけとして、ドルストレート(ユーロドル/ドル、豪ドル/ドル)をメインに大幅な上昇劇が連日行われています。

 ユーロも豪ドルもひとまず重要な利下げイベントをこなして一息ついたこともありますが、アメリカの製造業の見通しがとにかく酷い有様です。16日に発表されたニューヨーク連銀製造業指数は、予想外のマイナス。

 この手のマインド系指数はいくら上下の振れ幅が大きいとは言っても、製造業の数値がマイナスになるのは、筆者の記憶するところによれば、2013年のバーナンキによる金融緩和時代にまで遡ります。

 ドル円もこの影響を受けて緩やかに反落をスタート。連日のダウの下げにつられて日経平均も冴えない動きが続くなど、久々に株安円高が拝めそうです。

 さて、いかにこのドル高が尋常ならざるペースで進んでいたかを実感するには、ドルインデックス(ドルが他の通貨に対してどれだけ買われているか)のチャートを見てみるといいでしょう。検索エンジンでDXYと検索すると様々なサイトでドルインデックスのチャートが出てきますが(例:こちらを参照ください)、全く反動らしい反動もなく短期間で暴騰していることが分かります。

 これをみてもなお、ドルがまだまだガンガン上昇する! と自信を持って断言出来る人は居ないのではないでしょうか…。異常なまでのドル高の修正は、ようやく始まったばかりだと言えそうです。(執筆者:大島 正宏)