ギリシャの時間切れ迫る イースター明け一体どうなるのか?


 欧州圏はすっかりイースターの連休に入っていますが、その中で決着がついていないのがギリシャの債務問題です。去る3月23日の英国フィナンシャルタイムの一面にはギリシャの国庫が4月8日には空になるという記事が一面にでかでかとでてその危機的な状況を煽っています。

 ギリシャが抱えている状況を事実だけ整理して起きますと、IMFへの利息返済450億ユーロが4月9日に迫っており、これが本当に支払えるのかが市場の大きな注目ポイントとなっています。ギリシャは支払い不能説を必死に打ち消していますが、一説には債権者を集めて支払い不能であることを既に説明しているとしており、これがどうなるのかが4月5日の週の最大のポイントとなります。

 本来3月31日までに公務員賃金と年金の支払い1700億ユーロの支払いも迫っていたはずですがこちらのほうは今のところ不払いにはなっていないようで、この間常にお金がないといってはなんとか支払うとい不可思議な状況が続いているのがギリシャの実態です。

 ギリシャ政府は当座のつなぎのために独自紙幣を発行して国内での支払いに対応しようとしているようですが、そうした対応で事態が収まるとは思えない状況です。

 現状ではギリシャがロシアと結びつくことを安全保障上大きなリスクと考えるドイツの歩み寄りにより単純なデフォルトはなさそうですが、ギリシャ国民はまったく税金を支払っていないようで2014年末で760億ユーロが滞納、本年1月でだけも10億以上予定納税額を下回る状況が続いているようす。一旦デフォルトリスクを免れてもまた同じことが巡ってきそうです。

 直近ではユーロがこの状況にほとんど反応しなくなっていますがギリシャのデフォルトが決定すれば一旦売られてあと大きく買い戻しになる可能性もあり、為替の動きは慎重にチェックしておく必要がありそうです。(執筆者:坂本 博)