ダウ、ドル円、日経、三者の連関が消える日


 日経平均が19000円を超えて話題となっています。SQで一端落ち着くのかと思いきや、相変わらず連日の200円-300円上昇の勢いは留まることがなく、政府関係者からも20000円の声も出るなど、バブルと言っても過言ではないような様相を呈しています。

 しかしドル円はと言えば、119円から122円まで一気に上げたものの、その後は121円前後をウロウロし続けているまま。ダウも以前お伝えした通り、余りにもドル高のために製造業を中心に勢いがなくなり、先日は300ドル超の下げ幅を記録しました。普段は3者が連関して動いているために読みやすいのですが、ダウが下がっても日経は下がらず、日経が上がってもドル円は下がらず、ドル円が下げても日経は下がらず…では正直言って読みようがありません

 状況を複雑にしているのはは2種類の原因です。1つは日経にバブルが来ていること。日銀緩和は既に円安状況を鑑みればこれ以上望めないと言われており、また経済指標も芳しいわけではないことからも、ここまで上がる理由は分かりませんが、上がる理由がないからバブルなのでしょう。

 もう1つは狂気がかったドル高が来ていること。これはドルストレート(ユーロ/ドル、ポンド/ドル)に顕著で、ユーロが利下げを発表したことをきっかけとして、アメリカとそれ以外の国の金利差に着目して凄まじい勢いでドルが買われています。

 となれば、日経の上げとドルストレートの上げでドル円もつられて大きく上がってもいいはずなのですが、全く上がる様相を見せないの不思議だといえます。しかし今この株とドルストレートの一方通行状況で上がらないということは、逆にこの流れが止まり、今度は下げ圧力がドル円にかかり出した時に、一体ドル円になにが起こるのかが少し怖いところです。(執筆者:大島 正宏)