今だから振り返る3.11に私が考えていた事


 2011年3月11日、東日本大震災から丸4年を迎えようとしています。私は、震災時大阪のビルの谷間でたばこを吸っていました。喫煙所の前にある銀行のショーウィンドウにかけてある絵が大幅に揺れており、まだ昨日のお酒が残っているのかと思いました。

 オフィスに戻ると、東北で震度7の地震が起きたと皆、仕事そっちのけで携帯のテレビを見ていたのが印象に残っています。

 当時は、ドル円が82円でしたが、私は石油プラントが燃え上がる映像、家が流される映像を見て、ドル円が1ドル100円を超えるだろうと予測しました。

 当然、私のような常識でしかものを考えれない人間は、まさか円高に進むなど想像できません。私の取引が利益が出たのか損益が出たのかは想像にお任せしますが、普通に考えてある国で自然災害などが起こると、通貨の信用が下がると考えます。

 しかし、日本の場合は、あの大震災の場合は違ったようで、どんどん円高が進み、協調介入まで事態が進行するとは震災直後考えられませんでした。エコノミストなどの解説を聞くと保険会社などが支払いのために外貨で置いているお金を支払いのために円に交換するため円高になったのだなどおおよそ納得する内容ではありません。結局、大災害が起こった時の動きは誰にも答えは分からないようです

 あのような、大災害時でも冷静にお金を稼ごうとする金融メジャーは本当に逞しいですね。我々トレーダーが大災害時にできる事は、しっかりとニュースを聞いて、協調介入などの流れに乗るしか現在はできる事がありません。東北での被害だから円高に触れただけで、同じような被害が首都圏、関西圏で起きれば、為替はどうなるかは誰にもわかりません。大災害時は取引はやめ、情報収集に力を置くべきです。(執筆者:登 泰平)