上値が重いときこそ逆張りのチャンス!


 日経平均が7年7か月ぶりに18000円へ回復した一方で、ドル円の頭の重さは気になるところです。GDPの結果が好調だったことを受けた日経平均の上昇につられ、ドル円も再度119円台へ突入かと思われましたが、結局は118円台をウロウロする有様でした。

 ネガティヴなニュースにはしっかり反応するくせに、ポジティヴなものには余り反応しないこのパターンは、典型的な「ロングポジションが溜まっている」状況です。ここより上の値でポジションを構築してしまった人間が多過ぎるうえに、彼らが買値付近でなんとかポジションを解消しようとするため、売りが一巡するまで上がらないのです。

 こういうときは絶好の売りチャンスです。理由は2つあります。

 1つは今言ったように頭が重くネガティヴニュースに反応しやすい雰囲気が醸成されていること。もう1つは、「同じニュースは続かない」という法則が市場にはあることです。

 アメリカの景気も良く、日本の景気も回復基調…しかし、いつまでこのネタで株を上げ続ける気でしょうか。そもそも米国の景気が一人勝ちを起こしていることは以前から明らかですし、このネタでドルを延々と買い続けるわけにもいきません。なにより、日本の景気が回復基調にあることは金融緩和から遠ざかることを意味します。

 アメリカもそうでしたが、金融緩和の終了議論は、景気回数が完全に車輪の上に乗るまで、株、FX、債権市場に様々な混乱をもたらします。おそらく近いうちに、日本でも「金融緩和不要論」が出てくるはずです。少なくとも株価の上昇はそういった議論を加速させます。そうなる前に逆張りポジションを仕込んでおくのが戦略としてはベターでしょう。(執筆者:大島 正宏)