市場の波に「敢えて」飲まれることが重要 安心して飲まれましょう


 先週の週末は朝こそ大きくドル円が上昇したものの、午後になると大きく崩落、買い持ちののストップロスを巻き込み117.50を顕示しました。オセアニア時間には117.25をタッチしましたが、東京市場がオープンすると今度はショートポジション解消を燃料にして一気に117.80まで上昇。これといったニュースが飛び交ったわけでもなく、さぞかし市場は翻弄されたに違いありません。

 おそらく、前回お話しした豪ドルやユーロドルなどドルストレート絡みのポジション巻き戻しに、ドル円もつき合わされていると考えるのが妥当でしょう。中長期的にみれば、国が政策でユーロ安や豪ドル安を誘導するのですから、彼らに抗う必要は全くありませんが、短期的には極端な行き過ぎはこうして是正されるのが常です。儲ける大チャンスだということはすでにお話ししました。

 特に今回みたく金曜日のギリギリ(NY市場のクローズ時間)まで一方通行相場となった場合は、週が明けると逆方向に相場が動くパターンがほとんどです。おそらく、市場参加者も土日を挟んで冷静になるのでしょう。

 さて、このような短期売買で利益を出すときに、初心者が最も意識しなければいけないことは、市場のクセを掴むことです。

 最初は誰も手を上げようとしませんが、1人が手を上げると次々みんな手を上げだす光景を想像してみてください。市場では、この1人1人がプレイヤーです。最後の1人にならなければ損をすることはありません。最初の1人に勇気を出してなる必要もありません。なるべくシンプルに市場の波に「敢えて」飲まれることが重要です。

 1日の取引量が2兆ドルともいわれているFX市場で、あなたが最後の1人になる確率は限りなく低いのですから、安心して飲まれましょう。(執筆者:大島 正宏)